全世界のステージを駆け回りながらKーPOPの代表走者として活動してきた防弾少年団(BTS)がデビュー9年ぶりに団体活動の中断を宣言した。ビルボードシングル・アルバムチャート1位、グラミー賞ノミネートなど「韓国歌手初」の記録で世界音楽市場でKーPOPの限界を克服してきた彼らが「一時停止」を決心した。解散ではないが、彼らの活動中断はKーPOPを越えて世界音楽界にも大きな影響を及ぼす見通しだ。防弾少年団の団体活動中断のニュースが伝えられた15日、彼らの所属事務所Big Hit Music親会社のHYBEは時価総額が2兆ウォン近く蒸発した。
防弾少年団は今後、メンバー各自で音楽活動を続ける予定だ。J-HOPEを皮切りに、メンバー全員が順次フルアルバムを発売する予定だ。防弾少年団の所属事務所Big Hit Musicは「メンバー各自が多様な活動を通じて成長する時間になるだろうし、防弾少年団がロングランするチームになるための滋養分になるだろう」と説明した。
防弾少年団の団体活動中断が長期化するという予想に、後年までHYBE業績の見通しに暗雲が立ち込めた。個人活動だけでは団体活動で稼ぐ収益を埋めるのは難しいという見通しが多い。メリッツ証券によると、Big Hit Musicの利益寄与で防弾少年団が占める割合は70%に達する。防弾少年団が全盛期を過ぎる間に与えられた高いバリュエーション(実績対比株価水準)も負担だ。KB証券のイ・ソンファ研究員は「実績推定値の下方修正でHYBEの今年の推定株価収益比率(PER)が37倍から約44倍に上昇し、当分株価下落圧力が続くだろう」と明らかにした。