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BTSが休止符を打った日 HYBEもARMYも涙


  • BTSが休止符を打った日 HYBEもARMYも涙
  • 防弾少年団(BTS)が4月8日(現地時間)、米ラスベガスのアーリジェント・スタジアムで行われた「BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE - LAS VEGAS」の公演途中、観客に挨拶している。[写真提供=Big Hit Music]



「どんな話をして、どんなメッセージを投げかけるかが、とても重要で生きていく意味だが、そのようなことがなくなったようです」(防弾少年団のメンバーRM)

全世界のステージを駆け回りながらKーPOPの代表走者として活動してきた防弾少年団(BTS)がデビュー9年ぶりに団体活動の中断を宣言した。ビルボードシングル・アルバムチャート1位、グラミー賞ノミネートなど「韓国歌手初」の記録で世界音楽市場でKーPOPの限界を克服してきた彼らが「一時停止」を決心した。解散ではないが、彼らの活動中断はKーPOPを越えて世界音楽界にも大きな影響を及ぼす見通しだ。防弾少年団の団体活動中断のニュースが伝えられた15日、彼らの所属事務所Big Hit Music親会社のHYBEは時価総額が2兆ウォン近く蒸発した。

今回の決定には兵役問題が大きな影響を与えたものと見られる。グループの年上メンバーは1992年生まれで2020年に改正された兵役法により文化体育観光部長官の入隊延期推薦を受け、今年末まで入隊が延期された状態だ。国会で大衆文化芸術家も芸術・体育要員に編入できるようにする兵役法改正が議論されているが、通過が容易ではない状況だ。通常、海外公演など日程が1年前に計画されるという点で、軍入隊の不確実性は今後のチーム活動計画樹立に難しい要素として作動した。

14日、遅い時間に防弾少年団は自主YouTubeチャンネル「防弾TV」に上がってきた映像を通じて活動中断の事実をARMY(ファンクラブ)に先に伝えた。会食をコンセプトに和気あいあいとした雰囲気で行われたコンテンツの中で、メンバーたちは各自が望むお酒を持ってきて飲みながら、この9年間活動しながら経験した本音を打ち明けた。

防弾少年団の世界的地位は高まったが、いざメンバーたちにはこの時期がアイデンティティに混乱を与える時期になった。防弾少年団は、新型コロナウイルスで準備された日程が予定通り進められず、チームの方向性に対する悩みが深まったと明らかにした。

今回の活動中断を通じて防弾少年団のメンバーたちは1人1人が成長する機会にするという意志を表わした。持続的に新しいコンテンツを作るクリエイターの力量を育てるためには時間が必要だということだ。

防弾少年団は今後、メンバー各自で音楽活動を続ける予定だ。J-HOPEを皮切りに、メンバー全員が順次フルアルバムを発売する予定だ。防弾少年団の所属事務所Big Hit Musicは「メンバー各自が多様な活動を通じて成長する時間になるだろうし、防弾少年団がロングランするチームになるための滋養分になるだろう」と説明した。

防弾少年団の活動暫定中断のニュースは、所属事務所の親会社であるHYBE株価に直撃を与えた。15日、有価証券市場(コスピ)でHYBEは24.87%急落した14万5000ウォンで取引を終えた。取引中の変動性緩和装置(VI)の発動とともに、13万9000ウォン(-27.98%)まで下がり、公募価格(13万5000ウォン)を脅かされたりもした。この日、1日で蒸発したHYBEの時価総額は1兆9229億ウォンに達する。証券街はHYBEの利益展望と目標価格を相次いで下方修正した。市場では今回の宣言で防弾少年団の軍入隊の影響が本格化する雰囲気と見ている。直ちに第3四半期の実績展望値から防弾少年団の活動支障を反映しなければならないという分析も出ている。

ハナ金融投資は同日、HYBEの目標株価を46万ウォンから36万ウォンに下げ、第3四半期の営業利益推定値を約28.3%(990億ウォン→710億ウォン)下方修正した。ハナ金融投資のイ・ギフン研究員は「カムバックにもかかわらず下半期のツアー日程が未発表されたが、軍入隊関連イシューで保守的なツアー日程を立てるものと推定される」と伝えた。

防弾少年団の団体活動中断が長期化するという予想に、後年までHYBE業績の見通しに暗雲が立ち込めた。個人活動だけでは団体活動で稼ぐ収益を埋めるのは難しいという見通しが多い。メリッツ証券によると、Big Hit Musicの利益寄与で防弾少年団が占める割合は70%に達する。防弾少年団が全盛期を過ぎる間に与えられた高いバリュエーション(実績対比株価水準)も負担だ。KB証券のイ・ソンファ研究員は「実績推定値の下方修正でHYBEの今年の推定株価収益比率(PER)が37倍から約44倍に上昇し、当分株価下落圧力が続くだろう」と明らかにした。
  • 毎日経済 | [パク・デウィ記者/カン・ミヌ記者
  • 入力 2022-06-15 17:42:49




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