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エキサイティングなトトカ熱風、偶然掴んだチャンス?

◆ City Life 第465号…STAR TAP ①/⑤ 

  • エキサイティングなトトカ熱風、偶然掴んだチャンス?
「トトカ」ブームが続いている。「国民バラエティ」と呼ばれる『無限に挑戦』を介して発火した「トトカ」ブームは今、放送のあちこちに広がっていき、90年代のスターたちと90年代の話を視聴者の前に召喚している。このような「トトカ」の後遺症は、ついにSBSの『ヒーリングキャンプ』にまで至り「トトカ」以降、第2の全盛期を享受しているグループターボのメンバー、キム・ジョングクとキム・ジョンナムに続き、キム・ゴンモまで連続してゲストに招待され、MBCの『セバキ』と『ラジオスター』にはキム・ジョンナム、キム・ソンス、ノ・ユミン、チュ・ヨンフン、チャン・スウォン、ムン・ヒジュン、キム・ゴンモ、キム・ヒョンジョン、イ・ボンなどが出演して、90年代の思い出の旅に出た。普段はアイドル歌手を中心に番組を構成するSBSの『人気歌謡』でもやはり800回特集を迎え神話(SHINHWA)とターボなど、90年代に全盛期を迎えていた歌手たちに舞台を提供する破格さを披露した。それだけではない。1月末、シーズン3でカムバックしたMBCの『私は歌手だ』もやはり最初のテーマを90年代歌謡に決め、「トトカ」が生かした火種をそのまま続ける形をとっている。

悪いことではない。1~2か月間も持続しない単発性のコンテンツに疲れた視聴者に久しぶりに感動と楽しさを伝える、90年代への思い出の旅は、それ自体でも意味がある。突然の「トトカ」ブームにいきなりテレビに出始めた往年の芸能人たちも見てて嬉しい。久しぶりの両方にっと有益なコンテンツだから、いろいろと楽しい近頃だ。

だからと言って、心配がないわけではない。時計の針を20年前に戻して出会ったその感動を、永遠に続けることはできないからだ。「花無十日紅」と言うように、十日間ずっと咲き続ける赤い花はないと言うことを誰よりもよく知っている彼らは、せっかく訪れた「春の日」をどのように楽しむのかが気になる。「甘ければ飲み込み、苦ければ吐き出す」という放送界の属性上、彼らのこの暖かい春の日もあまり長くないと予想される。今となっては「帰ってきた」彼ら自身が視線を引きつけなくてはいけないという課題が残っている。彼らが今、何をもってして「トトカ」がつけた火種を消さずに華やかな輝きで咲き誇らせるのか。彼らが過ごした黄金期の音楽コンテンツと、そのエピソードをすべて吐き出した後、次はどのようにするのか、それが気になる。

  • エキサイティングなトトカ熱風、偶然掴んだチャンス?
過去の時代を享受していた「7080歌謡」症候群もそうだった。ほんの数年前、70年代への思い出の旅を導いた「セシボン」ブームも同じだった。今の「トトカ」熱風のように、その時も人々は過去の思い出に浸って熱狂したが、せっかく吹いた追い風は最終的にはただの通過する風になってしまった。大衆の感受性を刺激する文化というのが、そもそもそうだと言えばそこまでだ。しかし、長い期間、大衆を笑って泣かせて感動させる方法が全くないわけではない。過去の「7080歌謡」と「セシボン」がそうだったように、また最近の「トトカ」がそうだったように、大衆をひきつける感動的なコンテンツのみを継続的に作り出すのであれば不可能ではないというのが歌謡界内外の診断だ。「トトカ」のおかげでまた放送と大衆の注目を浴びたスターたちがせっかく訪れたチャンスを逃さないことを望む「ジャンルのファン」の希望が強い。
  • Citylife第465号(15.02.10付)
  • 入力 2015-02-04 09:27:51




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