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スターを泣かせる道を外したファン心、このままで良いのか?

◆ City Life 第480号…STAR TAP ①/④ 

  • スターを泣かせる道を外したファン心、このままで良いのか?
ともすればスターたちへの関心と愛は大多数の青少年たちの特権であり、通過儀礼であり成長痛でもある。そのためできる限りより多く理解し、また寛大に見てやるべき行動なのかもしれない。

それでも問題はある。スターたちに対する間違った愛、外れたファン心がそれだ。このような現象は、いわゆるサセンペン(芸能人の私生活まで追いかけるファン)やアンチファンにより行われるのが普通だ。自分たちが好きなスターに対する関心と愛が行き過ぎて彼らの私生活が無視され、脅迫や暴力に繋がり、これは犯罪に他ならない。

最近、国民芸能と呼ばれる『無限に挑戦』の新メンバーとしてアイドルグループZE:Aのグァンヒが決定するや、視聴者掲示板とSNSにはグァンヒを非難する書き込みが掲載された。また、あるポータルサイトにはグァンヒの『無限に挑戦』出演反対のための署名運動が行われたりもした。特異なことは、彼らがグァンヒを非難する理由が、最小限の根拠や説得力を持っていないということだ。ただグァンヒの外見が嫌で、グァンヒが浮上することが嫌であり、さらにはグァンヒの所属事務所が最近罵り言葉論難となったある女性芸能人と同じだという理由で反対するなど、過ぎた個人攻撃がメインとなっている。

昨年、放送人ノ・ホンチョルが飲酒運転問題によって『無限に挑戦』から降板することになるや一部ファンたちは「無限に挑戦の降板に反対する」という請願をあげたりもし、反対に「無限に挑戦へ復帰することを絶対に反対する」という声明を発表したりもした。また、一部では「ノ・ホンチョルが国民に10年間笑いを与えただけに、そのお返しの次元としてでも善処せねばならない」という主張が現れたりもした。さらには「政府が無限に挑戦を規制しようと飲酒取締りを利用した」というでたらめな陰謀論まで登場したりもした。

  • スターを泣かせる道を外したファン心、このままで良いのか?
これに先立ってアイドルスターである少女時代のテヨンとEXOのベッキョンが熱愛説を認めると一部の極性ファンが二人のSNSに押し寄せて脅迫性のある悪質な書き込みを残す騒動が起きたりもした。

また、あるオンラインコミュニティには、「EXO軍免除署名運動」という掲示物が掲載されたこともあった。「EXOのお兄さんたちが軍隊に行くのはとんでもない」という困惑する文に「EXOのお兄さんたちの代わりに、一般人がもう少し長く勤務すればいいではないか」というとんでもない書き込みが付いたりもした。実際には署名運動までは起きず、アンチファンがEXOのイメージを悪くする目的で起こしたハプニングという推測の中で終焉したが、スターたちに向かう道を外したファン心の極端な部分を見せた代表的な事例として挙げられる。

この他にも、ファンたちの過ぎた関心と問題行為は簡単に探すことができ、それによりスターたちの被害もまた深刻な水準となっている。過去には暴力的な内容が込められたファンレターやストーカー程度でスターたちを悩ませたとすれば、最近はSNSとオンラインコミュニティを通じて巧妙な誹謗と暴言などでスターたちのイメージを毀損させようとする場合が多い。

自分が好きなスターたちに対する過ぎた関心と愛が軌道を外れると、すぐに暴力となり反社会的な凶器となる。スターが好きで起こす行動に、当のスターが泣いているという事実をあなたはご存知だろうか?道を外れたファン心を警戒せねばならない理由だ。
  • Citylife第480号(15.06.02付)
  • 入力 2015-05-27 15:54:21




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