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イ・ビョンホン、完璧な映画俳優としてカムバック


  • イ・ビョンホン、完璧な映画俳優としてカムバック
イ・ビョンホンがパーフェクトな映画俳優としてカムバックした。

イ・ビョンホンは8日午前、ソウル市狎鴎亭のCGVで開かれた映画『インサイダーたち』(11月公開予定)の制作報告会で、映画やキャラクターに向けた愛情を示した。

イ・ビョンホンは「無条件でシナリオにどれほど興味を感じたかが出演判断の決定」だとし、「今回の作品もシナリオを読んでとても面白かった。事実、ウェブトゥーンはまだ完結していない状態、中間地点にあると聞いた。ところがそれを監督が映画化しながら、思うままに後の話まで作って完結したのも興味深い点だった」と述べた。続いて、「シナリオ作業はうまく終えたようだ。楽しめたので選択することになった」と語った。

劇中で天国と地獄をすべて味わう政界やくざのアン・サング役を引き受けたイ・ビョンホンは、「1990年の初めから現在まで、20年あまりのあいだの様々な姿が見られる」とし、「ビジュアル的な部分はもちろん、人生の屈曲もまたたいへん激しい人物だ。毒気を含んだ姿で、自分は空の星もつかむことができると考えるほど自信をみせるだけに感情の起伏は大きいが、いくつも変化の様子を考えるしかなかった」と回想した。それでも「自分が従っていた政界の大物と財界の大物、言論界の大物など、これらすべてにどうすれば復讐できるかというのがアン・サングの基本的な感情状態だと思って演じた」と付け加えた。

『インサイダーたち(内部者たち/ネブジャドゥル)』は大韓民国の社会を動かすインサイダーたちの義理と背信を盛り込んだ犯罪ドラマだ。イ・ビョンホンが大企業の会長と政治家に利用されて廃人になっていく政界やくざのアン・サング役を、チョ・スンウがコネも家柄もなく根性一つを信じて組織で耐えてきた熱血検事のウ・ジャンフン役を引き受けた。ペク・ユンシクは国内有力保守紙の政治部部長を経た、現役最高の論説主幹委員イ・ガンヒ役を演じた。

イ・ビョンホンは「特にスンウ氏とはこの映画で親しくなった」とし、「スンウ氏は家にもよく遊びに来て、飯も食べ、ビールも一杯やった。スンウ氏はふだんから私に忠告もたくさんしたし、兄のように接する。誰が兄なのかもわからず思わず肩も叩く」と言って笑いをさそった。

イ・ビョンホンは「チョ・スンウ氏がキャスティングされたとき、ヘンなんだがスンウ氏の前作の記憶があまりなかった」とし、「しかし映画を撮影しながら、緊張せざるを得ないなと考えるしかなかったのは、本当に上手な俳優だったからだ。この映画を通じてスンウ氏と出会い、現場でかなり緊張したようだ」と回想した。

また、「他の映画を撮っているときは強く感じた感情ではないけれど、この場にない助演俳優たちと演技で呼吸をあわせながらびっくりした。こんなに相手が演じることを意識して緊張したことがあるだろうか?本当に演技対決しているんじゃないかという気がするほどだった」とし、「短く出ても長く出ても、多くの助演俳優らが演技をうまくやってくれた。俳優たちの演技を見る楽しみはそうとうに大きいと思う。そのような部分を重点にして見ると、面白い映画になるんじゃないかと思う」と期待を抱かせる。イ・ビョンホンは全羅道方言も初めて披露する。

3年ぶりにスクリーンに帰ってくるチョ・スンウは「コフルリゲ(鼻水たらし)時代からビョンホン兄さんが私にはスターだった」とし、「『明日は愛』の時からビョンフン兄が出るドラマを家族とともに見た」と回想した。

彼は「初めての撮影を忘れられない。面会室でガラスの壁をあいだに撮ったけど、私の前でイ・ビョンホン先輩が私の目を見ているのに、最初のテイクは演技を鑑賞しようと自分がどう演技したのか覚えがない。機会があれば一緒に呼吸を合わせたいと思っていた。3回出演を固辞したが、けっきょく決定したうちの理由のひとつはイ・ビョンホン兄のせいだった」と語った。

続いて「いつまたイ・ビョンホンという俳優といっしょになるかと考えた。この方の相当なエネルギー、たいへんな映画愛に対して感動を受けた。俳優として吐き出せるエネルギーについて学び、撮影を終えたんだなあと思う」と付け加えた。

ウ・ミノ監督は「この御三方のキャスティングは容易に信じられなかった。興奮して数日眠れなかったことを思い出す」とし、「最高の俳優と作業するということは、負担感と圧迫として迫ってきたりもした。しかし、3人がプロらしく私の足りない点をうまく満たしてくれて、楽しくすてきに作業することができた」と満足そうだった。

原作者のユン・テホ作家は「キャスティングのニュースを冗談のように聞いていた。その人たちが演るはずがない、冗談はやめてほしかった」とし、「しかし契約が終わったとかでびっくりした。これまで私の作品が映画化やドラマ化されて、信じられない経験をいっぱいすることになったが、今回も期待をはるかに超えた」と語った。

それとともに、自身の作品がよく映画化やドラマ化される理由について、「私は現在に必要な話、関心を持っている話を主に語るので、その点で監督と製作会社の方が関心を持って見ているようだ」とし、「雲をつかむような、遠くへ向かうファンタジーは好まない。だから気に入っているのではないか」と指摘した。
  • 毎日経済_スタートゥデイ/チン・ヒョンチョル記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-10-08 12:21:47




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