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セルフディスとユーモアで解かれたイ・テイムの復帰シナリオ

◆ City Life 第504…STAR TAP ②/④ 

  • セルフディスとユーモアで解かれたイ・テイムの復帰シナリオ
暴言騒動」により7ヶ月間活動を停止していたイ・テイムの「芸能界復帰プロジェクト」として注目を集めたtvNは特有のパロディを積極活用して彼女の復帰を歓迎した。

主人公であるイ・テイムもやはり「ディス」と「ユーモア」を適切に駆使して「暴言騒動」により崩れたイメージをある程度回復させたという評価を受けている。これにより、これまで社会的に問題を起こして途中降板した『問題のある芸能人』たちの芸能界カムバックを助ける役割をしてきたtvNとしてはしっかりと混ぜ合わされた一遍のドラマであったとも言えそうだ。それを証明するようにイ・テイムがホストとして出演した『SNLコリア』は自己最高視聴率を記録し、ポータルのリアルタイム検索語の順位でも上位圏に浮上して人気バラエティの一面を確認した。

しかし、ファン心は再び揺れている。7ヶ月間の自粛期間の末に放送復帰を決意した彼女がこともあろうになぜ、ディスとユーモアで包装されたパロディ物を選んだのかについて甲論乙駁が起きている。イ・テイム本人は熱いセルフディスでこれまでの自粛を完成させるという意図があったのかもしれないが、論難の相手だったイェウォンに対する配慮は不足したという非難がそれだ。

論難の一方ではイェウォンの立場からは「徐々に忘れていた事件」の火種を蘇らせてこれまでの自粛さえも無意味にしたのではないかという同情論もかなり提議されている。また、当初放送制作会社側がイ・テイムとイェウォンの同時出演という計画を立てたが、イェウォンの拒否により不発となったという話がでたことで視聴率至上主義に陥った無理な企画だったという非難も浴びている。

しかしイ・テイムの放送復帰は既成事実化された。すでに『唯一拉美』というケーブルドラマを通じて演技者として再び立ち上がり、今回を通じて7ヶ月前の「暴言騒動」を正面突破しようという強い意思を見せた。一部では彼女の復帰がとても早いという評価も出ているが、それよりは自身の騒動を戯画化した試みもまた別の論争を呼んでいるという非難がより容易に感じられる。
  • Citylife第504号(15.11.24)
  • 入力 2015-11-18 16:20:22




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