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主演より助演でより輝く「今年の発見」女優パク・ソダム

City Life 第509…STAR TAP ③/④ 

  • 主演より助演でより輝く「今年の発見」女優パク・ソダム
この女優の話をせずに過ごすことはできない。女優飢饉という韓国映画界の悩みを一瞬にして解決してくれた女優、「忠武路の恵みの雨のような存在」というブロックバスター級の硝酸が溢れている、そんな女優だという話だ。

今年ヒットを記録した3本の映画『ベテラン』と『思悼』そして『黒い司祭たち』に続けて出演する棚ぼたとともに自らが「今年の発見」となった女優パク・ソダム。そしてコアな映画ファンたちから好評を受けた映画『京城学校:消えた少女たち』もある。この映画では主人公パク・ボヨンの友人として登場したが、主演に劣らない強烈な印象を残した女優として記憶された。続々と続くヒット作により賞福もついた。大鐘賞授賞式などの波乱によって賞の権威が以前のようにはいかないが、釜山映画評論家協会賞新人女優賞、今年の女性映画人省新人演技賞受賞により「女優パク・ソダム」は自他ともに認める「真の女優」となった。

しかし今の輝くシンドロームの裏に並々ならぬ悩みもあったと知られている。これまでの「女優の顔」とはとても違うのっぺりとした顔だちと「韓国芸能総合学校出身の運の良い女優」という言葉で演技力さえも過小評価された時代があった。それを克服したのがオーディションだった。それこそその年齢で出来る配役さえあれば片っ端からオーディションを受け、数えきれないほどに落ちたりもした。パク・ソダムはこうして育った。

これまで15本以上の独立映画と数本の商業映画に主演として出演したが、助演として出演した映画でより輝きを発する不思議な女優となった。『ベテラン』を演出したリュ・スンワン監督が残した「陶磁器のような顔」という評価と、『黒い司祭たち』にて共演した俳優キム・ユンソクから「妖物」という、生涯で最高の称賛を聞いた彼女は今、忠武路の大勢に挙げられる。大勢もしくは名品女優の基準も大きく変わっていく展望だ。
  • Citylife第509号(15.12.29)
  • 入力 2015-12-27 06:45:03




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