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[百想芸術大賞]ソン・ジュンギ-ソン・ヘギョではなく「太陽の末裔」が大賞受賞した理由


  • [百想芸術大賞]ソン・ジュンギ-ソン・ヘギョではなく「太陽の末裔」が大賞受賞した理由
予想通りだった。『太陽の末裔』が「第52回 百想芸術大賞」の大賞の栄誉を抱いた。しかし、予想外でもある。個人ではない作品に、つまりチームに受賞の栄光が巡ったためだ。

3日に開かれた「第52回 百想芸術大賞」にてKBS2ドラマ『太陽の末裔』はtvN『シグナル』、『応答せよ1988』、SBS『六龍が飛ぶ』などそうそうたる作品を抑えてテレビ部門大賞を受賞した。

当初から『太陽の末裔』が残したものすごい成績はしっかりと「賞取り」に繋がるという展望が強かった。

それもそのはずだ。『太陽の末裔』はここ数年間不振となっていた地上波ドラマ視聴率を40%近くまで引き上げ、初めて韓国と中国同時放送をはじめとした国内事前制作ドラマの最初の成功事例として名前を挙げた。

また「韓流再点火」の功労もはずすことはできない。『星から来たあなた』(2014)以降、しばらく停滞していた韓流の風が再び巻き起こり始めたためだ。

中でも中国内の「韓流突風」を巻き起こした功労者であるソン・ジュンギとソン・ヘギョの大賞受賞が慎重に予想されていた。しかしこのような多数の推測を破り、作品が大賞の栄光を得た。

この日大賞のトロフィーを胸にした『太陽の末裔』責任プロデューサーのペ・ギョンスPDは「この作品が放送されるまでに5年という月日がかかった。5年間渾身の力を注いだすべての方々に与えられた賞だと思う」と感激した。

ペPDの言葉のように『太陽の末裔』は大衆の前に公開されるまでに紆余曲折があった。2011年にキム・ウォンソク作家が書いた「国境のない医師会」を原作としたこの作品はキム・ウンスク作家と出会い、災難ジャンルから恋愛ドラマに変更された。

外観を変え、2014年夏にSBSにて編成されるところだったが『ヨンパリ』、『リメンバー:息子の戦争』に押されて不発となった。

制作も尋常ではなかった。16部作ドラマは通常3~4ヶ月の制作期間を持つが、『太陽の末裔』は力強い完成度のために6ヶ月を使った。130億ウォンというものすごい制作費をかけただけに、いきいきとした災難シーンの演出のために事前準備に万全を期し、不足した部分を再撮影する苦労を惜しまなかったためだ。

ドラマがヒットするためには俳優の演技力も重要であるが、これを裏付ける脚本と撮影方法、編集そして制作方式もはずすことのできない要素だ。今回の大賞の意味は『太陽の末裔』という作品を見せるために後ろで絶えず努力した制作人とドラマ関係者たちの苦労を称えたものと見られる。彼らの努力がなければ『太陽の末裔』が刻んだ新記録の序幕は開くこともなかっただろう。

『太陽の末裔』制作会社NEWのキム・ウテク代表もやはりこの日の舞台に立ち「100%事前制作と韓国中国同時放送など容易ではない状況から始まった作品」だとし「物語の力を信じ、必ずやり遂げることができると信じた。多くの方々が自分の場所で最善を尽くしてくれた。良い作品を作ってくれたと思う」と感謝を伝えた。

観客席に座っていたソン・ジュンギとソン・ヘギョも拍手と笑顔を見せて彼らと共に喜びを分かち合った。
  • スタートゥデイ イ・ジョンヨン記者
  • 入力 2016-06-04 16:30:38




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