「運勢ロマンス」リュ・ジュンヨルが語るチェ・スホ-ロコ-ファン

[インタビュー①] 

「毎週スホの選択と姿に対する期待感、ファンの方々が与えてくれる愛のおかげで、あふれるようなエネルギーで撮影を続けることができました。僕が大変だと言ったからといって、分量が減ったり、ドラマの撮影が早く終わるのではないですから」

去る14日に放映が終了したMBC水木ドラマ『運勢ロマンス』で天才ゲーム会社のCEOチェ・スホ役を務め、感情なんてものはない「チェファゴ」演技から胸キュン台詞で女心を揺さぶる「ストレートロマンス」まで、無限な変身を見せてくれた俳優リュ・ジュンヨルは、自身のあふれるエネルギーの源として「ファン」を挙げた。

『運勢ロマンス』でチェ・スホ役で熱演した俳優リュ・ジュンヨルは去る20日、ソウル鍾路区三清(サムチョン)洞のあるカフェでシックニュースと会い、チェ・スホのキャラクター、ファン・ジョンウムとの呼吸および撮影現場の雰囲気などについてさまざまな話を交わした。

たくさんの胸キュン台詞と女性視聴者たちを刺激するロマンスで、お茶の間劇場を魅惑させたリュ・ジュンヨルは、女性視聴者たちから人気と「ロコキング」の修飾語を得られた本人の魅力についての質問に、「今日、インタビューを進行しながら、初めて答えが詰まりますね」と言って恥ずかしそうに笑顔を浮かべて見せた。

「明るく良いエネルギーを差し上げること、そのような部分で好んで下さるようだ。天候も暑く事件事故も多い最近、1人の俳優が気持ちの良い顔と気持ちの良いエネルギーを与えるということにおいて、ファンの方々が受ける肯定的な影響が、その魅力だと思う。ファンたちと疎通する瞬間が来た時、そのような話をよく聞く。僕のおかげで、より良い1日を過ごしたようだと。そのような話を聞く気分が良く、胸がいっぱいだ」

リュ・ジュンヨルは結論的に、チェ・スホのトラウマと感情線をそのまま上手く伝達したが、ドラマ序盤には前作のtvN『応答せよ1988』の中キム・ジョンファンをまだ抜け出せていないようだという視聴者の失望と懸念の視線を、そのまま受けなければならなかった。

「最初は少し誤解を招いたかもしれないと思う。ジョンファンという人物が『ツンデレ』という言葉でよく表現されるが、スホという人物も、最初は『ツンデレ』の道を歩く。表情と姿からそのような一面がある可能性もある。しかし、これはすべての過去のトラウマから始まったことであり、すぐに異なる姿が見え始めながら、『過去、このようなことがあってそうだったんだなあ、過去のトラウマに囚われていたからそうだったんだなあ』と理解していただくから。すぐにそのような誤解からくることもあるだろうと考えた」

『運勢ロマンス』は、ロコクイーンのファン・ジョンウムと『応答せよ』シリーズの受益者リュ・ジュンヨルの出会いで話題を集めたが、これといった視聴率での成功は収められなかった。そこに、リュ・ジュンヨルは前作の大成功というプレッシャーまで抱いている状況だった。

「視聴率というのが人の意のままになるのではないじゃないか。僕がチェ・スホという人物として最善を尽くせば、良い結果があると思う。前作に対する負担感もそれほど大きくなかった。前作であまりにも良いキャラクターをいただき、多くの愛を受け、その人物を消し、眩しいと感じよりは、この役割で最善を尽くさなければ、ジョンファンよりもさらに努力して良い姿を見せなければと考えた。新しい人物に会った時、その人について、その人らしい姿をお見せしたかったが、視聴者の方々がよくご理解頂いたようだ」

リュ・ジュンヨルが演技したチェ・スホは、天才であり、恋をきちんとしたことのない純粋で濁りのないキャラクターだ。自身の部屋の中に自身を徹底的に閉じ込め、他の人々と感情的な交流をしなかった彼は、シム・ボニ(ファン・ジョンウム扮)に会いながら、世界の外に一歩出るようになる。やや陳腐だと言えるロマンチックコメディの中の主人公をリュ・ジュンヨルは、自分だけの方法で愉快に解いた。

「スホという人物は、見え透いていなければいいなと考えた。そうしてみると良い場面もたくさん出たようだ。壊れる時は悩まず壊れ、甘い部分では最大限スイートにしようと努力をたくさんした。スホは1人でいる時、自己感情をたくさん表す。通常、自分が1人でいる時、完全に自分の感情を表わすように、スホはそれを視聴者にそのまま見せる。そのようなものが本当に面白く、悩んだりもしたようだ」

スホはドラマの序盤と後半で人物の性格が克明に変わる。リュ・ジュンヨルも「チェ・スホは人物の変化が面白いキャラクターだ。人物が最初はこうだったが、このように変わる、というギャップを見る楽しみがあるキャラクターだ」と説明したほど。

「序盤と後半のギャップに対してたくさん悩んだ。後にはパッと明るい姿をたくさん見せなければならないため、前ではたくさん絞め与える演技をしなければと考えた。しかし、後を撮っていない状態で演技をしてみると、これをどうやって回収するか悩んだ。ドラマは終わりを知らずに行う作業であるため、1~4話までで投げた演技や感情を、後ですべて回収しなければならない。それでも作家が良い文を書いてくださり、前と後のバランスを合わせる作業がおもしろくて、よかった」

ドラマが進行する中、終始視聴者の心をときめかせていたボニとのロマンスも欠かせない部分だ。リュ・ジュンヨルはファン・ジョンウムとの呼吸について「なぜファン・ジョンウム、ファン・ジョンウムを使うのか分かったようだった」としきりに感嘆詞を吐き出した。

「最初から期待感が高かった俳優だった。振り返って考えてみると、やはり僕に対する配慮が多く感じられた。人物を作る時、感情線をつかんで、たくさん質問したようだ。あなたならどうするか、このようなことについてたくさん訊ねてくださり、感情を掴んで人物を作るのに大きな助けを受けた。ロマンチックコメディモノも僕よりたくさんされて経験が多いので。キスシーンのような場合も、緊張すると画面が綺麗に写らないから、お互いに柔順にたくさん解いてくださり、自然な場面がたくさん出たようだ」

リュ・ジュンヨルは、たった1本の「ロマンチックコメディ」モノで「ロコキング」という修飾語を得た。「ロマンチックコメディは絶対にできないと思う」と言っていた彼が、驚異的な成果を成し遂げたということだ。また、一度ロマンチックコメディを撮ってみて、その満足感がすごかったと言う。

「愛情表現に対するフィードバックが来て、そのような場面を見て、撮りながら僕も気持ちが良かった。ロコは本当に面白い。ロマンチックコメディという言葉自体がロマンチックだが、コメディが入っているではないか。2つを混ぜたこと自体がとても面白いと思うし、その中で撮影しながら生じる面白さがかなり良いと思う」

現場でのリュ・ジュンヨルは、終始一貫して明るく、肯定的で、エネルギーがあふれているという。このような彼を見て、「あの子は疲れていてもあのようにいたずらもして、笑って騒ぐのね」とスタッフたちが舌を巻くほどだ。彼はこのすべてのエネルギーの源であり、すべての魂をファンたちに向けた。

「ドラマをすることになった理由の1つが、視聴者の方々、ファンの方々と早く会いたくてだった。その力が大きいようだ。1週間、1週間を待ちながら、次の話の予告に期待していただき、スホの姿、彼の選択に対する期待感と応援。手紙も絶えず送ってくださるため、そのようなものに多くの力を受けてか、大きな疲れはなかった。僕が疲れたからといって分量が減ったり、ドラマの撮影が早く終わったりするのではないじゃないか(笑)」
  • シックニュース チョ・ヘジン記者 / 写真=イ・ミファ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-07-26 08:25:00