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「ショッピング王ルイ」初回放送①あらすじ ソ・イングク-ナム・ジヒョン…意外なケミを発揮

「ショッピング王ルイ」1話 

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  • 「ショッピング王ルイ」初回放送①あらすじ ソ・イングク-ナム・ジヒョン…意外なケミを発揮
「イケメン詐欺師」から世間知らずの男に変身したソ・イングクと、「子役」というレッテルを取り外しお茶の間に出撃したナム・ジヒョンが作り出すロマンチック・コメディは意外にも「卓越」していた。似合わないようで奇妙によく似合うソ・イングクとナム・ジヒョンのケミは笑いとロマンスを同時に伝え、人気作として始動をかけた。

21日放送されたMBC新水木ドラマ『ショッピング王ルイ』にて新商品限定版ショッピングにすべての時間と心を注ぎ、一日を過ごすショッピングホリックの相続者ルイ(ソ・イングク扮)の日常と、薬草を積んで暮らしていた田舎娘ボクシル(ナム・ジヒョン扮)が祖母を亡くし、ソウルに上京するまでの過程が描かれた。

「ショッピング王」と呼ばれるほどにルイの一日の日課はショッピングから始まりショッピングで終わる。「01」と付いた限定版トレーニング服を購入するために徹夜することは基本、どれほど多くの買い物をしたのか、多くの商品の中から限定版だけをささっと選び出す能力まで兼ね備える。欲しいものはショッピングを通じてすべて手に入れるルイであるが、そんな彼が手にできないものがある。それは自由と友人だ。幼い頃に不慮の事故により両親を失った後、一人残った孫さえもどうにかなるのではと甘やかす祖母チェ・イルスン会長(キム・ヨンオク扮)の過剰保護を受けて温室の中の花のように育ったため、他の人たちとうまく馴染むことができない寂しさを持っているためだ。

毎日電話をかけるマリ(イム・セミ扮)さえも天気と安否を尋ねる形式的な挨拶だけ、彼と疎通する人はキム執事しかいない。ルイがショッピング王となった理由も、息の詰まる保護と監視の中で可能なことは唯一「ショッピング」だけ、その他にはわずかな逸脱でもしようとすれば保護者兼監視者であるキム執事(オム・ヒョソプ扮)が駆けつけるため、どれも成功したことはない。

このような日常を生きるルイは、テレビを通じて新鮮な衝撃を受ける。ドキュメンタリー「奥地コリア」という番組で電気も通っていない江原道の山奥で顔に泥をつけて薬草を摘む少女ボクシルを見ることになる。ルイはボクシルの純粋な笑顔に一目ぼれする。

一方、そんな事実を知るはずもないボクシルはこの日もいつもと同じように薬草を摘み、運よく50年以上たっていると思われる山参(サンサム)を摘んだ。他の人々は金を渡すので自分に売って欲しいと話すが、ボクシルは「おばあさんにあげる」と周囲の誘惑を払って嬉しそうに家に帰る。しかし戻った場所には眠るように目を閉じた祖母の姿。祖母の葬儀を済ませ、唯一の血縁であり成功するとソウルに行った後に連絡のない弟ボクナム(リュ・イヒョン扮)を探すためにソウルに上京する。しかし、ソウルに向かう電車の中で荷物をすべて盗まれることになり、結局急ぎの金が必要になるや金を多く持っていそうなジュンウォン(ユン・サンヒョン扮)を捕まえ、がむしゃらに山参を買って欲しいと話した。突然山参を買えというボクシルを信じることができないジュンウォンはひとまず契約金10万ウォンと電話番号を残してその場を去った。

ジュンウォンの金で何とか一日を過ごすことができるようになったボクシルの昼は弟探し、夜はチムジルバンで過ごすという日常が繰り返される。その中でボクナムと同じ服を着ているホームレスを発見することになるが、それは相続男ルイだった。イケメンホームレスとなった相続男ルイとボクシルの初対面であり、今後繰り広げられる同居ロマンスの始まりを知らせた瞬間だった。

先立ってOCNドラマ『38師機動隊』にて脳までセクシーなイケメン詐欺師ヤン・ジョンドを通じて一層安定した演技力と男性美を誇ったソ・イングクは『ショッピング王ルイ』を通じて180度違う姿を見せてくれた。ソ・イングクはややもすれば平凡な相続男にとどまる可能性のあるルイというキャラクターに寂しさと愛に対する渇望を取り入れることで、彼がなぜショッピング王となるほかになかったのかに対する説得力を高めた。「ルイは大型犬のような魅力がある」というソ・イングクの言葉のように、見ていれば笑いのこぼれる可愛らしさがあるが、時々現れる寂しそうな眼差しはルイに対する同情を引き起こすほどだ。

子役出身から成人演技者に少しずつ演技半径を広げているナム・ジヒョンは、江原道の少女そのものだった。子役ではない成人として初めて挑戦することになった女性主人公の座であったが、一歩一歩築き上げた演技力をもとに、ナム・ジヒョンは作品の流れをしっかりとリードしていった。田舎臭さが溢れるボクシルを演技するために、可愛く見えるためのビジュアルを大胆に諦めたが、かえって飾らないため輝く純粋さが際立った。

あまりにも違うソ・イングクとナム・ジヒョンの初対面は期待以上によく似合った。体は大きいが何もできないルイと、持っているものは何もないが心だけは裕福なボクシルが互いにどのような影響を与えていくのか、関心を高めながら次回への期待も高まる。


  • MBNスター クム・ピッナ記者 / 写真=MBC放送画面キャプチャー | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-09-22 09:45:02




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