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「THE K2」チ・チャンウク「6カ月休んだら、うつ病になりそうだった」


  • 「THE K2」チ・チャンウク「6カ月休んだら、うつ病になりそうだった」
世界の誰よりも優しくて正しい男だったり、限りなく卑屈になったりもしたし、一人の女性に至高至純になったりもした。毎回新しいキャラクターに挑戦してきた俳優チ・チャンウクがtvN『THE K2』では、「アクション職人」に生まれ変わった。

『THE K2』は戦争傭兵出身のボディガード「K2(キム・ジェハ)」と、彼を雇った大統領選候補の妻、そして世界と離れて暮らす少女の物語を描いたボディガードアクションドラマだ。ロイヤルファミリーをめぐる秘密のストーリー、目を離すことができない強烈なアクションシーンで注目を集めた。

特に最初の放送から視聴者の視線を集めたのは、チ・チャンウクのアクション演技だった。エリート戦争傭兵出身のキム・ジェハ役を演じたチ・チャンウクは、自分のロールに合ったアクション演技を披露して「人生作」という好評を受けた。

「『THE K2』は本当に楽しく撮影した作品だ。体力的には大変だった作品だから、しっかりと仕上げをして新しい出発をしなくてはいけないように思う。『THE K2』を仕上げる、すがすがしさとさびしさがある一方で、新しい出発というときめきがある」

『THE K2』は、劇中のキム・ジェハ(チ・チャンウク)とコ・アンナ(ユナ)がスペインに旅立って新しい生活を始めるというハッピーエンドを描いた。個人的には、サッドエンドが好きだというチ・チャンウクは「悲しみから来るカタルシスが好きなのだが、今回の作品はハッピーエンドで終わった」と、サッドエンドに対する惜しさ表わした。

チ・チャンウクは『THE K2』でつねに傷だらけの姿を見せた。 「アクション職人」というニックネームがつくほどのアクションで、情熱を尽くしていたチ・チャンウクが、アクションに加えてユナとのキスシーンが多かったことでも広く知られた。

「最後に特にキスシーンが多かったが、作品全体で言うと、キスをたくさんした作品ではないと思う。実際には最終回のキスシーンは、撮影序盤にスペインのロケで撮ったシーンだ。まだ親しくなっていない状況でキスシーンを撮るということを聞いて、大きなプレッシャーだった。だから早く親しくなるためにカフェに行ったりもした。エンディングを見たら思ったよりキスシーンが上手に描かれていた」

チ・チャンウクは「2人のユナ」と複雑で微妙な関係を描いた。ユナとは本格的なラブラインを形成したが、ソン・ユナとはビジネスパートナー、同情、思いやりなど、言葉で説明することはできない関係を続けた。ユナとの演技の呼吸よりもソン・ユナとの演技の呼吸がより難しかったであろうことは自明だ。

「実は、ソン・ユナ先輩とは緊張感があり、争う場面を多く撮影したので、心配もたくさんした。自分が緊張を緩めたら場面自体がつまらなくなりそうで、できるだけ緊張を緩めないように努力をたくさんした。ワンシーンを撮った後には力が抜けて疲れた感じがするほどだった。ソン・ユナ先輩がとても上手だから、そこによく合わせて良い絵を作ろうとした」

チ・チャンウクの悩みと努力が光を放ったのだろう。『THE K2』は平均視聴率6.2%、最高視聴率7.3%(ニールセンコリア、有料プラットフォーム基準)を記録し、ケーブル総編統合同時間帯1位を記録した。『THE K2』に情熱を燃やしたチ・チャンウクは「とても大変で、当分の間はアクションをしないことにした」と冗談を言った。

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しかし、仕事を休むつもりはない。チ・チャンウクは特に休息期なく活動していることで有名だ。国内でドラマを終えると中国に渡って作品に出演したり、ミュージカルの舞台に立つ。 6カ月以上を休んだことのないチ・チャンウク、ワーカホリックではないか。

「以前、6カ月程度休んだところで、うつ病にかかりそうになった。疲れて演技ができなくなったらどうしようという悩みもあるが、最終的には常に作品を終わらせた後に新しい作品はどうだろうかと考えて、あまりにも楽しくてときめく。すぐに他の台本も読んでみたい。まだすることが多いんだな、お見せするものが多いんだな、このようなことを考えている」

「とても面白くて幸せそうだと」考えて歩き始めた俳優の道で、チ・チャンウクはまだ楽しさを満喫している。彼の楽しさが視聴者にもそのまま伝わったのだろうか。情熱がいっぱいの彼の演技に応援の拍手を送らざるを得ない。

「一番良い俳優になりたい。主人公、ハリウッド、たくさんのお金を稼ぐ俳優などを考えてみたが、最終的に目指すものではないように思う。幸せな人になりたいけど、そのためには良い人、良い俳優でなければならないようで。最善を尽くしてみたら、死ぬ前には『チ・チャンウクという俳優は良い俳優だったようだ』という話を聞くことができるのではないだろうか。それより良いことはない気がする」

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  • スタートゥデイ シン・ヨンウン記者
  • 入力 2016-11-19 09:01:32




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