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「鬼<トッケビ>」初放送①あらすじ 奇妙で美しい物語…スタートと同時にお茶の間を魅了した

「鬼<トッケビ>」1話 

▶ この記事にはドラマ本編の内容の一部が含まれています。

2016年下半期最大の期待作に選ばれたtvN金土ドラマ『鬼<トッケビ>(以下、鬼<トッケビ>)』がいよいよそのベールを脱いだ。華やかな映像美で一度、俳優たちの熱演で一度、よく組まれたストーリーでもう一度驚かせた『鬼<トッケビ>』は、開始と同時にお茶の間を魅了してしまった。

2日に初放送された『鬼<トッケビ>』は、人間だったキム・シン(コン・ユ扮)が鬼になった理由を描き出してロマンチックな物語の開始を知らせた。

百戦百勝を誇る高麗の武将キム・シンは難しい戦争を終えて故郷に帰ってきて民の熱い歓呼を受けた。威風堂々と門の前に立ったキム・シンだったが、彼に与えられたのは「逆賊」というとんでもない汚名と冷たい刃と矢だけだった。

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高麗の英雄になったキム・シンの人気が高くなると、幼い王(キム・ミンジェ扮)は、嫉妬と恐怖を感じ、このような心の隙間を利用した奸臣が計略を図り、彼を逆賊として追い込んだのだ。若い王と奸臣たちは彼を殺すために幼い皇后(キム・ソヒョン扮)だけでなく、彼の部下たちまで殺し、最終的に彼は全てを生かすために死を選択した。名誉ある死のために部下に自分の剣を任せ、彼は自分の剣が胸の真ん中に刺さったまま野原に捨てられる悲惨な最期を迎えることになった。

神はそのようなキム・シンを鬼にし、不滅の生と超越的な力を得たキム・シンは、自分に平穏な死をプレゼントしてくれる鬼の花嫁を見つけるための旅を開始した。鬼の花嫁を区別できる条件は、自分の体に打ち込まれた剣を見分けることだけだった。

そうして鬼の花嫁を探していたキム・シンは、ひき逃げ事故に遭った後、自分の子供を助けてほしいと祈るヒボン(パク・ヒボン扮)の声を聞くことになった。人間の生に関与していなかったキム・シンだが、その日、ヒボンを助けてあげ、それにより、名もなく死ぬはずだった子どもが生まれることになった。その子の名前は、チ・ウンタク(キム・ゴウン扮)だ。鬼のおかげで、無事に生まれたウンタクは、これによる副作用で、見てはいけないものを見るようになる「鬼の花嫁」になった。

ヒボンが死んだ後、叔母の家族の虐待を受けて生きるようになるウンタクは誰も祝ってくれない19歳の誕生日に願い事をしてろうそくの火を消したことにより、キム・シンを呼び出し、そうして2人は運命的に出会うことになった。

『鬼<トッケビ>』は、始まる前から多くの期待と関心を集めた作品だった。それもそのはず、2016年の最高の話題作『太陽の末裔』を作ったキム・ウンスク作家とイ・ウンボクPDが再び団結しただけでなく、俳優たちも鬼のコン・ユをはじめ、イ・ドンウク、キム・ゴウン、ユ・インナ、ユク・ソンジェなどの「黄金のラインナップ」を完成させたドラマだからだ。「失敗することがない条件」を用意した『鬼<トッケビ>』だったが、負担がないわけではなかった。越えなければならない前作『太陽の末裔』という壁が過度に高かっただけではなく、2016年の期待作たちが期待に及ばない成績を収めながら、「期待が高いほど失望も大きいのではないか」という懸念の声もあったからだ。

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しかし、『鬼<トッケビ>』は、このようなお茶の間の期待を裏切らなかった。過去と現在を行き来しながらも、流れが途切れることなく、鬼と死神が見せるファンタジーロマンスが弾ける楽しさを加えてくれた。

ここに、イ・ウンボクPDの繊細で美しい演出は『鬼<トッケビ>』の完成度を高めることに貢献した。人間だったキム・シンが鬼になる過去の話は、一本のよく作られた映画と言っても遜色がないほど完璧な映像美を誇り、バックグラウンドミュージックもドラマに自然に溶け込んで、人々をさらに作品へと集中させた。

美しい映像美の中でも特に視線を集めたのは、CG(コンピュータグラフィックス)と特殊効果だった。制作発表会当時、キム・ウンスク作家が「ファンタジードラマはCGと特殊効果がどのように表現されるかによって、子供のためのドラマと大人用のドラマに分けられる」と言ったように、CGの場合、誤って使用すると「やらないほうが良かった」という結果をもたらすことがある。主要キャラクターが、非人間的なだけに、CG作業を念入りに行ったという制作陣の話のように『鬼<トッケビ>』は、あの世とこの世、幽玄で夢幻的な未知の空間を完全に作り出しながら、ドラマの神秘的な魅力を極大化した。

俳優たちの演技も卓越していた。コン・ユが人間として不滅の人生を生きる鬼キム・シンを繊細に描きながら、劇の中心を支えたなら、イ・ドンウクは2%のおとぼけが混ざった死神のカリスマを見せて存在感を知らせることに成功した。19歳の女子高生になったキム・ゴウンは特有の素朴でありながらも愛らしい魅力を最大限に引き出して、テレビ劇場にその存在を知らせることに成功した。

この日、火を消すとキム・シンが自分の前に召喚されるという事実を知ったチ・ウンタクはときどき彼を呼び出し始め、ついには鬼の花嫁ではないと、冷たく背を向けるキム・シンを追ってカナダまで移動することになる。放送末尾では頭を痛めるキム・シンとあどけない笑顔で「結婚しよう」と告白するチ・ウンタク。今後、彼らの愛がどのように繰り広げられるのか、これからが注目される。


  • MBNスター クム・ビンナ記者 / 写真=tvN画面キャプチャ | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-12-03 06:33:08




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