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「鬼<トッケビ>」初放送②あらすじ 目を離せない魔法のような90分…「やはりキム・ウンスク作家」

「鬼<トッケビ>」1話 

  • 「鬼<トッケビ>」初放送②あらすじ 目を離せない魔法のような90分…「やはりキム・ウンスク作家」
「やはりキム・ウンスク」だった。 tvN金土ドラマ『鬼<トッケビ>』で帰ってきたキム・ウンスク作家は「スター作家」という名声ほどに、弾けるセリフと密度のある展開で、90分を10分のように感じさせる魔法で、お茶の間の心を一気に捕らえた。

『鬼<トッケビ>』は不滅の人生を終えるには、人間の花嫁が必要な鬼のキム・シン(コン・ユ扮)、彼と奇妙な同居を始めた記憶喪失の死神(イ・ドンウク扮)、そんな彼らの前に「鬼の花嫁」と主張する「死んでいるはずの運命」の少女(キム・ゴウン扮)が現れて、繰り広げられる、神秘的なファンタジーロマンスだ。

2日に放送された『鬼<トッケビ>』は、人間の鬼となったキム・シンと死ぬべき自分の運命に逆らって生まれたウンタクの運命的な出会いを重点的に描いて注目を集めた。ここに、死神(イ・ドンウク扮)と甘やかされて育った財閥3世のユ・ドクファ(ユク・ソンジェ扮)のコミカルな演技が加わり、楽しいポイントを広げていった。

2004年、SBSドラマ『パリの恋人』で50%台を超える視聴率を記録することに成功しながら、筆力を認められたキム・ウンスク作家は、大韓民国を代表するスター作家の一人だ。以後、『シークレットガーデン』『紳士の品格』『相続者たち』『太陽の末裔』などの台本を執筆しながら、大きな愛を受けてきた。

特に前作である『太陽の末裔』の場合、15%を超えただけでも「大当たり」と言われる放送界の雰囲気の中で、なんと38.8%(ニールセンコリア、全国基準)の視聴率を突破し、「スター作家」の底力を遺憾なく発揮した。

キム・ウンスク作家の最大の利点は、弾けるロマンスと「流行語」にもなるユニークなセリフだ。実際に、キム・ウンスク作家は『シークレットガーデン』では、「一針一針」「キム・ライム氏はいつからそんなに可愛かったのか」『相続者たち』では、「俺がお前を好きなのか」、『太陽の末裔』では「その難しいことを私がやり遂げるのであります」などのセリフを作り出しながら流行語を作っていた。

しかし、このようなキム・ウンスク作家の利点は、逆に彼女の欠点でもあった。毎作品ごとに、セリフにより人気を得て、後半に行くほどに叙事が弱くなるという指摘を受けてきたのだ。『太陽の末裔』の場合も後半になる程にユ・シジン(ソン・ジュンギ扮)が死の危機から復活する姿が数回にわたり描かれ、蓋然性と説得力に欠け、幼稚だという批判を受けた。

このような人々の指摘を意識したかのように、キム・ウンスク作家は『鬼<トッケビ>』の制作発表会当時、「今回の作品は叙事を最後までしっかり持っていこうと努力している。最後まで関心を持ってエンディングまで信じてほしい」と話した。

「叙事」に気を遣ったキム・ウンスク作家の言葉のように『鬼<トッケビ>』の1話は非の打ちどころところないほどしっかりとしたストーリー展開を見せた。過去、人間だったキム・シンが鬼になった理由を説得力のある状況で描き、キム・ウンスク作家の得意とするロマンチックコメディの気流を生かしながら、ウンタクとキム・シンのロマンスを描いていった。

前作である『太陽の末裔』の影は見られなかった。ファンタジードラマを執筆したいと5年前から『鬼<トッケビ>』を用意してきたキム・ウンスク作家は、過去と現在、ファンタジーと現実を『鬼<トッケビ>』に絶妙に混ぜ合わせながら、前作とは別の楽しさをプレゼントしてくれた。

気持ちの良いスタートを知らせた『鬼<トッケビ>』は、果たして最後まで初心を失わないまま、今の笑顔のまま笑って走って行くことができるのだろうか。

『鬼<トッケビ>』は、毎週金土午後8時に放送される。

  • MBNスター クム・ビンナ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-12-03 06:35:08




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