ユ・ヨンソク「特有のカリスマを持つハン・ソッキュ、可愛いときもある」


俳優ユ・ヨンソクは、先輩ハン・ソッキュから多くのことを学んだようだった。現場の雰囲気を和ませる方法から、余裕を持って演技する情熱などだ。映画『尚衣院 -サンイウォン-』で初めて出会った2人は、あまりヒットしなかった惜しさを最近最終回を迎えたSBS月火ドラマ『浪漫ドクターキム・サブ』で晴らした。

ユ・ヨンソクは「ハン・ソッキュ先輩が持っている特有の余裕があります」とし、「時間に追われながら撮影をしていても、様々な動線や、いろいろなことを悩んでいますが、結果物を見ると本当にその時間が必要だったことを悟るようになりました」と話した。

「実際には、韓国のドラマが時間に追われながら撮影しているということを誰もが知っています。台本が間に合わなくて、眠ることもできずに撮影していることをみんなが知っているので、それが演技をするうえでの言い訳になることもありますが、先輩を見ながらそのような悩みを諦めてはいけないと、反省することになりました」

ユ・ヨンソクはハン・ソッキュと現場で多くの対話をしたという。ハン・ソッキュは後輩に気兼ねなく次期作や人生観、結婚など、多様な質問を途切れることなく投げかける。

「特有の声で現場の雰囲気を和やかにしてくれます。冗談のように、あの言葉遣いをマネた記憶もあります。先輩がNGを出した時に、ひとりでにこっと笑っていたのですが、そんなときには可愛くもあります。アドバイスも惜しまず、相談にも乗ってくれて、話をたくさん交わすことができて良かったです。私の趣味が何なのか、どんなふうに暮らしているのか、結婚はいつごろするのかなどを質問されました。結婚についての質問になんと答えたでかですか(笑)。私は決まっていませんと答えました。そうしたら先輩が早くしなさい、とても良いと笑顔を見せてくれました。でも、私は今は考えていません。ハハ」

ユ・ヨンソクは『応答せよ1994』以降、作品の興行に対する渇きがあったのではないか。あの後に主人公をたくさん引き受けたが、成績が良いとは言えなかった。彼は「視聴率を予想するのは簡単ではありません」として、「正直、『浪漫ドクターキム・サブ』がこれほどまでに人気を得るとはまったく思いませんでした。視聴率よりも視聴者に何かを伝えることのできる、意味のある作品になりそうだと考えたのですが、作家が大衆に伝えようとしているメッセージに共感をたくさんしてくれたようです」と嬉しがった。

「私は20代から本当に忙しく過ごしてきました。休む時間が無かったのですが、ミュージカルに参加した後、休む時間が出来たので、たくさんのことを考えました。幼いころから俳優が夢だったのですが、『関心を集めて、成績が良いときもあるけれど、そうでないときもある。それでも演技することが好きなのか』と何度も質問することになりました。結論は、休んでいる時間はぎこちなかったのですが、次の作品を終えてみたら、この仕事が好きだということを感じました。もちろん、次の作品の成績がどうなるかは分かりませんが、この仕事が好きで、この仕事に対する意味を感じているので、悩みや心配は少ないようです」

荒々しくも冷たい「土のスプーン(生また家の条件が悪い事)」秀才医師カン・ドンジュは、これまでユ・ヨンソクが引き受けたキャラクターとは少し違った。彼は「『浪漫ドクターキム・サブ』では、私にもこんな面があり、違う演技をすることができるということを見せることができました」とし、「人は何のために生きるのかに対する質問が作品のなかにあったのですが、自らにも質問をすることになった作品です。俳優であり人間ユ・ヨンソクにまた別の意味のターニングポイントになったようだ」と喜んだ。

ロマンスの香りを漂わせたソ・ヒョンジンとの呼吸も幸せな記憶だ。彼は「ロマンス演技のシーンを準備していたとき、ソ・ヒョンジンという俳優が私をときめかせて緊張させたようでした」と笑い、「医学ドラマなので、そこまで多くのロマンスシーンはありませんでしたが、それでも視聴者がより面白く、暖かく見守って下さったようでした」と喜んだ。また「1話にロマンスシーンが1シーンか2シーン程度ありました。いつからか、他の手術シーンよりも、少しずつ登場するロマンスシーンに力を入れた気がします。手術シーンは撮影しながら時間も短縮され、ノウハウも蓄積されたのですが、ロマンスシーンはノウハウがなく、シーンごとに小さな感情を作らなくてはいけないので、神経を使って撮影をしました。個人的には大げさでもなく、惜しくもありません」と笑った。

ユ・ヨンソクはドラマが始まるときに登場するナレーションのビハインドストーリーも伝えた。もともとの計画では、第3者がナレーションをする予定だったが、放送を控えて、初回からユ・ヨンソクがすることに決定された。

彼は「ナレーションは作品で伝えようとする多くのメッセージが凝縮されたものです。他のシーンの場合、表情で表現したり、他の方法で表現することができますが、ナレーションは特別な感情を込めるよりは、セリフが持っている力を正確に伝えたくて簡単ではありませんでした」とし、「映像に挿入されたナレーションでしたが、映像が撮影される前にナレーションを録音したこともありました。私も放送を見ながら、毎話ナレーションが積み重なっていくのを見て、この作品を大きなフレームで見たときに多くのメッセージを伝える大きな部分なので、光栄でした」と伝えた。

「視聴者の方がシーズン2の話をたくさんされますが、出演したいです。医学ドラマでなくとも、このチームなら他のジャンルでも挑戦してみたいという気持ちが大きいです。『応答せよ1994』のチルボン以来、『浪漫ドクターキム・サブ』のカン・ドンジュという、またひとつの大勢の人から愛されるキャラクターを得ることができて、幸運だと思っています」
  • スタートゥデイ チン・ヒョンチョル記者 / 写真=キングコングエンターテイメント
  • 入力 2017-02-04 08:57:42