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藤井美菜「異国の地で認められたペ・ドゥナや國村隼のようになりたい」


  • 藤井美菜「異国の地で認められたペ・ドゥナや國村隼のようになりたい」
俳優の藤井美菜(29)のロールモデルは韓国のペ・ドゥナだ。外国人として日本で活動しながら、良い評価を受けたからだ。日本語を駆使して、いくつかの作品に出演してその地位を固めたペ・ドゥナは映画『空気人形』で日本アカデミー女優主演賞を受賞したりもするなど、しっかりと認められている。藤井美菜が「日本のペ・ドゥナ」を夢見る理由だ。

藤井美菜は「もちろん、ペ・ドゥナという俳優がとても上手だからこそ可能だったことではありますが、ペ・ドゥナという俳優の味で映画が素敵に完成した部分もあると考えています」とし、「それを見ながら、外国人として異国の地で活動することについて希望を抱くようになりました」と話した。

藤井美菜は去る2012年、ドラマ『ドラマの帝王』を通じて韓国の視聴者と初めて挨拶した。大きく愛された作品ではなかったが、韓国でこんな俳優が活動しているということを知らせ、その後、多様な活動で認知度を高めた。

演技を始めた日本での活動も続けながら、2カ国を忙しく行き来する。彼女は「俳優として、多様な作品に出演したいという欲のせいです」とし、「だからか、それほど大変ではありません」と笑顔を見せた。最近、新生企画会社ビブロスエンターテイメントと専属契約を結んで韓国内での活動の再会に拍車をかけている彼女は、少し前にSBS『ペク・ジョンウォンの3大天王』の収録を終え、そのまま飛行機に乗って日本に帰る。言葉通り、縦横無尽だ。

藤井美菜に関心を持っている人は、彼女がドラマ『冬のソナタ』を見て感動し、韓国語で作品を理解したくて韓国語を勉強したことを知っている。大学生のときからだから5年ほど勉強し、今ではほとんど完璧に韓国語を理解する。日本人特有の発音はそのままだが、意思疎通は完璧だ。

今は問題がないが、2012年には苦労した。日本で韓国語が上手な日本人としての賞賛は聞いても、韓国で初めて活動をしたため、理解できないものばかりだった。何度も涙を流した。それでも韓国活動において、本人が考えていたものとは違うからと失望したことはない。

藤井美菜は「何を言っているのか分からなくてあわてたり、泣いたりもしましたが、もっと一生懸命に何かをしなくてはいけないということを感じだだけです」とし、「幸運なことに、オーディションを通じて初めての作品にすぐに合格して、演技をすることができました。幸せな記憶です」と回想した。

  • 藤井美菜「異国の地で認められたペ・ドゥナや國村隼のようになりたい」
9歳のときに、母の勧めでミュージカルの舞台に立った彼女は、子役を経て17歳のときに本格的に日本の芸能界にデビューした。韓国ほどに厳しい日本の芸能界でも存在感を見せるために努力した彼女は「88年生なのですが、同じ年頃の方に個性があって魅力のある方が多いです。特に、大学を卒業するころには演技で生計を立てなくてはいけないのにという心配と悩み、不安感がありました」とし、「そんなときに韓国ドラマを見ることになり、感銘を受けて韓国語を勉強しました。その後、私なりの個性も見つけることができました」と嬉しがった。

「実は、幼いころは新しいことに対する挑戦が嫌でした。でも、歳を重ねるほどに特に演技者としてそんな態度ではだめだと感じました。挑戦して失敗して、様々な感情を学ぶ過程が必要でした。大学卒業を控えて、スランプを迎えていましたが、本当にそれが必要な時間でした。韓国で活動することも同じです。異国の地で活動することについて、詐欺ではないかと心配しなかったのか、ですか? まさか、私がお金を渡したのであれば心配したかもしれませんが、そうではないので…ハハ」

藤井美菜は「以前には、他の国の言語で活動することが、本当に怖くて緊張して、プレッシャーも感じましたが、今では楽になりました」とし、「自信があると話すには今でも不足していますが、以前よりも良くなりました。韓国語で会話することについては不安だったり、怖いことはありません」と強調した。

韓国で3月に公開される映画『デスノート Light up the NEW world』で主演として活躍するなど、多様な日本の作品に参加してはいるものの、日本での活動に専念したらもっとたくさんの人気を得ることができたのではないか。また、日本と韓国の間の感情のせいで活動を嫌がる人はいないのだろうか。

「私の願いがあるからだと思います。韓国で、また日本で学んだことは、現場で役に立つことが多いです。学んだことを各国で表現して演技したいという願いが強いです。移動するのは、私が大変なだけなので。(笑)韓国のバラエティに出演できることも、不足してても外国人だから関心を集めることができるのだと考えています。また、私が韓国で活動することを知っているからか、悪く言う人はいません。周りに良い人しかいないからでしょうか。日本で映画を撮影しているときにも、周りから韓国での活動について質問をされ、励ましてくれました。もし、悪い話をしてくる方に会ったら、私は『良い作品に出演したい演技者としての純粋な気持ちしかない』とお話したいです」

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藤井美菜は昨年、台湾と日本の合作映画を撮影しながら、忙しいスケジュールを消化している。この映画のセリフは英語であるため、2年間勉強も続けている。

「言葉を学ぶことに関心を持っている」という彼女は「2年ほど勉強したのですが、実は英語が上手ではありません。英語よりも韓国語が楽です」と笑った。韓国で活動するタレント藤田小百合と知り合いだという彼女は「小百合さんと会うときは、日本語と韓国語を混ぜて使うほどだ」と話した。2人とも韓国語が上手だから、2人の出会いだけでも愉快な雰囲気になりそうだ。

「私の願いは、良い作品に出会うことなのですが、その機会が簡単には訪れないので、もっと一生懸命にならなくてはいけないようです。昨年、國村隼という大先輩が『哭声/コクソン』に出演して韓国で良い評価を受けました。私が第2の國村隼や、日本のペ・ドゥナになろうと思ったら、一生懸命にしなくてはいけません。いつも素敵な人々に会ってきましたが、素敵な人に出会い続けたいという願いも目標と言えば目標です。(笑)あ、イ・チャンドン監督の『オアシス』を見たのですが、感動的でした。熱心に努力すれば、何時かは会うことができるのではないでしょうか。期待してください」
  • スタートゥデイ チン・ヒョンチョル記者 / 写真=ビブロスエンターテイメント
  • 入力 2017-02-25 09:18:24




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