トップ > エンタメ > 韓国ドラマ > 「キム課長とソ理事」が視聴者を動かした意味深いメッセージ
「やっぱり『キム課長とソ理事～Bravo！ Your Life～』は人生ドラマ！」
水木曜日のお茶の間を熱くしているKBS2TV『キム課長とソ理事～Bravo！ Your Life～』が毎回「サイダー喜怒哀楽」を披露し、「人生の教科書」に頭角した。
今年1月25日に放送を開始したKBS2水木ドラマ『キム課長とソ理事～Bravo！ Your Life～』は今後19、20話たった2話だけを残している状況。痛快なサイダーストーリー展開、感覚的な演出力と「キム課長軍団」俳優の頼もしい演技力がシナジー効果を発揮し、15話連続「同時間帯視聴率1位」として最強の威容を発揮している。
何よりも『キム課長とソ理事～Bravo！ Your Life～』は不条理で不合理な行動が当然視される、現在の韓国の時局を風刺とユーモアですっきりと描き出して毎回「オフィスコメディドラマ」らしいサイダーを抱かせた。各種不正腐敗に対する痛烈な一針、正義を守ろうとする責任感をはじめ無気力で乾いた会社員たちの人生の中に温かなヒーリングと慰労まで提供するなど、特有のメッセージを盛り込みながら視聴者の強い共感を呼び起こした。これと関連し時には涙を、ときには笑いを、ときには感動を与え余韻を残した「キム課長印のメッセージ」を整理してみよう。
▶ 「キム課長印メッセージ」NO.1 キム・ソンリョン-悪人も「換骨奪胎」できる「改過遷善機会論」
思いがけず義人となり変化しはじめたキム・ソンリョン（ナムグン・ミン扮）が自分が気づいたように「冷徹な」ソ・ユル（ジュノ扮）に機会を提供、お茶の間を驚かせた。ソ・ユルを追い詰めると復讐を夢見ていたキム・ソンリョンは、ソ・ユルが自身の命を助けてくれて以降悩みはじめた。しかし悪の側であるパク・ヒョンド（パク・ヨンギュ扮）課長がソ・ユルに会社の不正腐敗容疑をかぶせるや、キム・ソンリョンは作戦を立て全身全霊でソ・ユルを助け出した。
中でもキム・ソンリョンは自身がとても悪い行動を多く行い、完全に悪者となったというソ・ユルに向かい「換骨奪胎するための機会を与えると考えてください」と再び振り返ることができる方向を提示した。「ピンはね」を日常としていたキム・ソンリョンが自ら体験してきた変化の中で省察しながら新しい人間として成長したものだった。悪い人にも機会は必要だという、「改過遷善」を体で感じたキム・ソンリョンの真心のこもったメッセージは深い響きを伝えた。
▶ 「キム課長印メッセージ」NO.2 キム・ソンリョン-会社のためだけに最善を尽くす会社員を代弁！「反抗の威厳論」
キム・ソンリョンは職員をまるで会社の付属品のように扱う企業たちの不合理な行動に鋭い一針を飛ばし痛快な気分を抱かせた。自発的に退社するようにさせる「第2待機室」の生々しい現実を盛り込みながらも「反抗の威厳」を通じて会社で一度や二度は起きる非倫理的な処遇を改善するよう動機を植え込んでくれた。
22年間勤めた会社で侮蔑感と屈辱を受けた部長が自殺しようとするやキム・ソンリョンは「会社はただの会社でしょう。それもこんなひどい会社」とし「他人の金をくすねて罪責感のひとつも感じない、そんな奴らもとても平和に暮らしているのに。そこに上らないといけないのは、部長ではなくそんな奴らです」という言葉で会社権力の安危のために一個人を踏みにじる稚拙さに対し歯に衣着せぬ一括を飛ばした。個人の自尊心など会社の実利のために無視する、横暴を日常的に行う会社に向けた痛烈なメッセージは公憤を呼び起こし覚醒させた。
▶ 「キム課長印メッセージ」NO.3 ユン・ハギョン-「正しいことは正しい」という不義に対抗する「正義論」
ユン・ハギョン（ナム・サンミ扮）代理は不義を見れば我慢できず、言うことはしっかりと話す性格であるが、いつしか会社生活に順応しながら不正腐敗に目を閉じてしまった自分自身を残念に思った。つねに「意味のあることをしたい」と考えていたユン・ハギョンは会社を正しくするために助けて欲しいというチャン・ユソン（イ・イルファ扮）代表の提案を受けて悩んだ末、ついに「正しいことは正しい」という自身の考えを固め、会社の不正腐敗を清算するため立ち上がった。会社の不条理な行動をただ見つめるだけから抜け出し、もどかしい現実を変化させたかったためだ。
これにユン・ハギョンはキム・ソンリョンにチャン・ユソン代表を助けようと説得しながら、「私たちが立ち上がらなければ、私たちのような人間を助ける人はいません。彼らに罰を与えることが目的ではありません。私たちのような人間が今よりも被害を受けずに暮らすことが目的です」という所信のこもったストレートなメッセージを飛ばした。正義をエルためには、悔しさを知らせるには勇気を失わず対抗して声を出さねばならないというユン・ハギョンのメッセージが視聴者を共感させた。
▶ 「キム課長印メッセージ」NO.4 チュ・ナムホ-働きアリ職員たちの心に響いた「良い上司論」
チュ・ナムホ（キム・ウォンヘ扮）部長は妻と娘を海外に送っている家長の責任感から、会社がやらせるままに仕事をし、自尊心を曲げてまで生き残ろうとする、典型的な事なかれ主義の人物。しかし22年の年輪が収められたとんでもないアイデアで「経理部ブレイン」らしい位相を見せたり、経理部職員一人一人を細かく心配し慰める姿で和やかな雰囲気を醸しだしたりもした。
加えてチュ・ナムホは22年間の会社員生活で悟った、自身だけの「良い上司論」を展開して視聴者を頷かせた。「会社では…人間が人間に息をさせる。それが最高だ」と部下たちを大切にする温かな心を証明してみせた。業務が溜まり一日一日苦労して耐え、上司であろうと同僚であろうと頼る場所がなく一人で頭を抱えて苦しみながらも簡単に本音を打ち明けることができない、重い会社員たちの心境を100%理解した「良い上司論」が胸を締め付け涙と感動を抱かせた。
制作会社ロゴスフィルム側は「『キム課長とソ理事～Bravo！ Your Life～』を通じて不正腐敗に染まった、もどかしい韓国の現実とつらい人生を生きる小市民の哀歓を多様な風刺とユーモアで混ぜ合わせた『サイダーメッセージ』を伝えたかった」とし「今後残った19、20話の2話分ではどのような『サイダー一針』でまたどのような喜怒哀楽を描き出すのか、最後まで『キム課長とソ理事～Bravo！ Your Life～』に関心と愛をお願いしたい」と伝えた。
「キム課長とソ理事」が視聴者を動かした意味深いメッセージ
水木曜日のお茶の間を熱くしているKBS2TV『キム課長とソ理事～Bravo！ Your Life～』が毎回「サイダー喜怒哀楽」を披露し、「人生の教科書」に頭角した。
今年1月25日に放送を開始したKBS2水木ドラマ『キム課長とソ理事～Bravo！ Your Life～』は今後19、20話たった2話だけを残している状況。痛快なサイダーストーリー展開、感覚的な演出力と「キム課長軍団」俳優の頼もしい演技力がシナジー効果を発揮し、15話連続「同時間帯視聴率1位」として最強の威容を発揮している。
何よりも『キム課長とソ理事～Bravo！ Your Life～』は不条理で不合理な行動が当然視される、現在の韓国の時局を風刺とユーモアですっきりと描き出して毎回「オフィスコメディドラマ」らしいサイダーを抱かせた。各種不正腐敗に対する痛烈な一針、正義を守ろうとする責任感をはじめ無気力で乾いた会社員たちの人生の中に温かなヒーリングと慰労まで提供するなど、特有のメッセージを盛り込みながら視聴者の強い共感を呼び起こした。これと関連し時には涙を、ときには笑いを、ときには感動を与え余韻を残した「キム課長印のメッセージ」を整理してみよう。
▶ 「キム課長印メッセージ」NO.1 キム・ソンリョン-悪人も「換骨奪胎」できる「改過遷善機会論」
思いがけず義人となり変化しはじめたキム・ソンリョン（ナムグン・ミン扮）が自分が気づいたように「冷徹な」ソ・ユル（ジュノ扮）に機会を提供、お茶の間を驚かせた。ソ・ユルを追い詰めると復讐を夢見ていたキム・ソンリョンは、ソ・ユルが自身の命を助けてくれて以降悩みはじめた。しかし悪の側であるパク・ヒョンド（パク・ヨンギュ扮）課長がソ・ユルに会社の不正腐敗容疑をかぶせるや、キム・ソンリョンは作戦を立て全身全霊でソ・ユルを助け出した。
中でもキム・ソンリョンは自身がとても悪い行動を多く行い、完全に悪者となったというソ・ユルに向かい「換骨奪胎するための機会を与えると考えてください」と再び振り返ることができる方向を提示した。「ピンはね」を日常としていたキム・ソンリョンが自ら体験してきた変化の中で省察しながら新しい人間として成長したものだった。悪い人にも機会は必要だという、「改過遷善」を体で感じたキム・ソンリョンの真心のこもったメッセージは深い響きを伝えた。
▶ 「キム課長印メッセージ」NO.2 キム・ソンリョン-会社のためだけに最善を尽くす会社員を代弁！「反抗の威厳論」
キム・ソンリョンは職員をまるで会社の付属品のように扱う企業たちの不合理な行動に鋭い一針を飛ばし痛快な気分を抱かせた。自発的に退社するようにさせる「第2待機室」の生々しい現実を盛り込みながらも「反抗の威厳」を通じて会社で一度や二度は起きる非倫理的な処遇を改善するよう動機を植え込んでくれた。
22年間勤めた会社で侮蔑感と屈辱を受けた部長が自殺しようとするやキム・ソンリョンは「会社はただの会社でしょう。それもこんなひどい会社」とし「他人の金をくすねて罪責感のひとつも感じない、そんな奴らもとても平和に暮らしているのに。そこに上らないといけないのは、部長ではなくそんな奴らです」という言葉で会社権力の安危のために一個人を踏みにじる稚拙さに対し歯に衣着せぬ一括を飛ばした。個人の自尊心など会社の実利のために無視する、横暴を日常的に行う会社に向けた痛烈なメッセージは公憤を呼び起こし覚醒させた。
▶ 「キム課長印メッセージ」NO.3 ユン・ハギョン-「正しいことは正しい」という不義に対抗する「正義論」
ユン・ハギョン（ナム・サンミ扮）代理は不義を見れば我慢できず、言うことはしっかりと話す性格であるが、いつしか会社生活に順応しながら不正腐敗に目を閉じてしまった自分自身を残念に思った。つねに「意味のあることをしたい」と考えていたユン・ハギョンは会社を正しくするために助けて欲しいというチャン・ユソン（イ・イルファ扮）代表の提案を受けて悩んだ末、ついに「正しいことは正しい」という自身の考えを固め、会社の不正腐敗を清算するため立ち上がった。会社の不条理な行動をただ見つめるだけから抜け出し、もどかしい現実を変化させたかったためだ。
これにユン・ハギョンはキム・ソンリョンにチャン・ユソン代表を助けようと説得しながら、「私たちが立ち上がらなければ、私たちのような人間を助ける人はいません。彼らに罰を与えることが目的ではありません。私たちのような人間が今よりも被害を受けずに暮らすことが目的です」という所信のこもったストレートなメッセージを飛ばした。正義をエルためには、悔しさを知らせるには勇気を失わず対抗して声を出さねばならないというユン・ハギョンのメッセージが視聴者を共感させた。
▶ 「キム課長印メッセージ」NO.4 チュ・ナムホ-働きアリ職員たちの心に響いた「良い上司論」
チュ・ナムホ（キム・ウォンヘ扮）部長は妻と娘を海外に送っている家長の責任感から、会社がやらせるままに仕事をし、自尊心を曲げてまで生き残ろうとする、典型的な事なかれ主義の人物。しかし22年の年輪が収められたとんでもないアイデアで「経理部ブレイン」らしい位相を見せたり、経理部職員一人一人を細かく心配し慰める姿で和やかな雰囲気を醸しだしたりもした。
加えてチュ・ナムホは22年間の会社員生活で悟った、自身だけの「良い上司論」を展開して視聴者を頷かせた。「会社では…人間が人間に息をさせる。それが最高だ」と部下たちを大切にする温かな心を証明してみせた。業務が溜まり一日一日苦労して耐え、上司であろうと同僚であろうと頼る場所がなく一人で頭を抱えて苦しみながらも簡単に本音を打ち明けることができない、重い会社員たちの心境を100%理解した「良い上司論」が胸を締め付け涙と感動を抱かせた。
制作会社ロゴスフィルム側は「『キム課長とソ理事～Bravo！ Your Life～』を通じて不正腐敗に染まった、もどかしい韓国の現実とつらい人生を生きる小市民の哀歓を多様な風刺とユーモアで混ぜ合わせた『サイダーメッセージ』を伝えたかった」とし「今後残った19、20話の2話分ではどのような『サイダー一針』でまたどのような喜怒哀楽を描き出すのか、最後まで『キム課長とソ理事～Bravo！ Your Life～』に関心と愛をお願いしたい」と伝えた。
- スタートゥデイ イシューチーム / 写真=KBS2
- 入力 2017-03-28 15:43:51
