ナム・ジヒョン「ベストカップル賞を受賞したらチ・チャンウクのパネルを持って行く」


子役出身として知られてきた俳優ナム・ジヒョンがラブコメに初めて挑戦すると知られたとき懸念する視線は少なくなかった。しかし、『家族なのにどうして』と『ショッピング王ルイ』を経て『怪しいパートナー』を通じて自分だけの魅力を見せてくれた彼女は視聴者をひきつけて新しい「ラブコメクイーン」という修飾語を獲得した。

最近最終回を迎えたSBS水木ドラマ『怪しいパートナー』でナム・ジヒョンは弁護士ウン・ボンヒ役を引き受けて溌刺として愛らしいながらも、ノ・ジウク(チ・チャンウク扮)との甘いロマンス演技で好評を得た。

昨年、MBC『ショッピング王ルイ』で初めてラブコメに挑戦していたナム・ジヒョンは2作連続のラブコメを通じて視聴者たちと会うことになった。これは自分の成長を証明するために選択したものだった。前作『ショッピング王ルイ』でいきいきとした初恋の姿を見せてくれた彼女は、今回の『怪しいパートナー』を通じて、より大人になった女性の姿を見せようとした。

『怪しいパートナー』は競争作(MBC『君主』)に押されて視聴率はやや高くなかったが、話題性だけは格別だった。ナム・ジヒョンもやはりこれに対して「同時間帯の作品がすべて錚々たるものでした。私たちは7.2%で始めて9.5%で終わりましたが、競争作の中でも私たちだけの色を失うことなく上昇を記録したことが小さなことのようですが胸がいっぱいになりました」と感想を伝えた。

劇中、弁護士の役を引き受けたナム・ジヒョンは不慣れな法律用語に多少の難しさを感じた。視聴者たちも聞きなれない用語だと感じるのは同じであるため、いろいろと努力を傾けた。一緒に呼吸を合わせたチ・チャンウクの推薦で裁判所に見学に行ったりもしたそうだ。

チ・チャンウクとナム・ジヒョンのロマンスの相性は『怪しいパートナー』を語るときには欠かせないもの。実際には8歳の年齢差がある2人は劇中、恋人として呼吸を合わせても年齢差顔負けの相性を見せた。これに対してナム・ジヒョンは「チ・チャンウクさんは作品に対する愛情と情熱があふれています。そしてロマンス演技をするにあたってとても良い瞳を持っています。長点の多い方なのでロマンスの呼吸を合わせるうえでも良い相手で、とても感謝しました」とし「年齢差は全く感じませんでした。同じ仕事をしており、不本意ながら(演技)のキャリアも同じくらいなので、お互いに理解してあげたり会話が通じる面が多くありました」と伝えた。

チ・チャンウクは来月に軍入隊を控えている。『怪しいパートナー』の撮影が終盤に差し掛かった頃、チ・チャンウクの入隊日が報道されると現場でも軍隊関連の言及が多くされた。ナム・ジヒョンは「みんながそのことでチ・チャンウクさんをたくさんからかいました。打ち上げの時に『面会に行く』と言ったら、『お前たちは全員来るな』と言っていました」と話して笑いを誘った。

まだ早い感はあるが年末の演技大賞で2人がベストカップル賞を受賞するのは目に見えているという反応が多い。ベストカップル賞を受けることになったらナム・ジヒョンは軍服務中のチ・チャンウクとは別に1人で舞台に上がらなければならない。ナム・ジヒョンは「ジボンカップル(ノ・ジウク&ウン・ボンヒカップル)がたくさん愛されてベストカップル賞をいただけるなら本当に感謝です。年末に良い賞までいただければ胸がいっぱいで喜んで受け取ると思います」とし「もし賞を受けることになれば1人で上がることになるので、チ・チャンウクさんのパネルを持って行きます」と冗談を言った。

好評の中、惜しまれつつ今回の作品を仕上げたナム・ジヒョンにも子役出身俳優たちの通過儀礼のような悩みがあった。子役を経た多くの俳優たちが成人演技者へと生まれ変わる過程で数多くの先入観にぶつかったりもする。ナム・ジヒョンは水が流れるように自然と成人演技者としての地位を固めたが、そうできない場合も多い。これを意識して学生の役をあまり演じなかったのかが知りたかった。しかし、彼女は「意図して(学生の役を)避けたわけではありません。不思議と同年代の友達と演じる作品は多くありませんでした」とし「だからキャンパスものや学園ものに挑戦してみたいです。私が大人や年上の俳優の方々と呼吸を多く合わせてきたので、同じ年頃の俳優たちと一緒に作業する環境がどういったものなのか気になります」と答えた。

2004年、ドラマ『愛してると云って』でブラウン管にデビューしたナム・ジヒョンは、今年ですでに演技経歴14年目になった。子供たちの夢が1日に数十回変わるように、学生時代にナム・ジヒョンも早くから生じた俳優という職業にスランプを感じたりもした。

「中学、高校の時に仕事についてたくさん悩みました。この仕事を続けながら幸せでいられるのか自信がありませんでした。幸せに演技することができる方が多いのに、1人分の場所を奪うことになるのではないかと考えました。だから、より完璧さを追求しようとしたため楽しむことも、満足もできませんでした。ところが『私がやりたい他のものがあるか』と考えてみると、ないんです。その悩みのせいで苦しい状態でこの仕事を続けなければなりませんでいた。時間が流れて20歳になり大学に入った後に生活や環境が変わったため考えも変化して、気持ちの整理も上手にできるようになりました」

子供の頃から活動してきたものの他の子役俳優やアイドルたちとは異なり平凡な日常を経験できなかったという物足りなさはない。子役の登場分量が短いため、主に夏休みなどの長い休みを利用して活動してきたため、遠足や修学旅行、夜間自律学習などにもすべて参加し、友達と一緒に普通の学生時代を過ごした。大学(ナム・ジヒョンは西江大学校心理学科に在学中だ)入学後も新入生歓迎会、MTなどは抜けずに参加した。これと関連して彼女は「私は学校に行くことが好きで、両親もその年齢にだけできることはすべてするべきだという立場でした。私と両親の考えがよく合いました」と説明した。

『怪しいパートナー』の競争作であった『君主』の主演キム・ソヒョンも子役俳優として活発な活動を繰り広げている。偶然にも子役出身の2人が同時間帯に対戦したため、2人に対する関心も高かった。ナム・ジヒョンは「私が子役から成人になった時と、今の子役の方たちの雰囲気はとても異なります。ムン・グニョンさんの世代の雰囲気が違って、私やノ・ヨンハク、パク・ジビン、イ・ヒョヌなどの雰囲気が違っていて、キム・ソヒョン、ヨ・ジング、キム・ユジョン、キム・セロンなどの雰囲気が違うように、(大衆が)望んでいることもすべて異なるようです」とし「私の年代よりはるかに成熟していて、演じることのできる役や選択の幅も広いようです。成人演技者としての歩みをより早くから開始するようで、少し負担になるのではと心配にもなりましたが、上手くこなしているようです。彼らが演技をしながら幸せそうにしているのを見て応援してあげたくなります」と子役俳優たちへの格別な愛情を表わした。

ラブコメデビューを成功裏に終えただけに、新しいジャンルやキャラクターに挑戦したい気持ちもある。ナム・ジヒョンは「私に与えられるキャラクターの中から最善の選択をする方です」と「キャラクター的に何かをやってみたいという考えは特にありません。多様に挑戦してみたいです」と話した。ただしバラエティなどの演技以外の分野については用心深い。彼女は「歳をもう少し重ねてこそ見てくださる方も楽しく見ていただけるのではないでしょうか。私の考えでは、私はお聞かせする話があまりないようです。歌も他の人の前で歌うことを恥ずかしがるタイプです」とはにかむ笑顔を浮かべた。

現在休学中のナム・ジヒョンは旅行を楽しみ、残りの夏休みを過ごしてから来学期には復学する予定だ。「昨年は序盤に学校に通って後半にはドラマ1本と映画2本が公開されました。学業と仕事をうまく並行したいと考えています。今年も『怪しいパートナー』を無事に終えて、2学期から学校にしっかりと通えば満足に仕上げることができそうです」というナム・ジヒョンの話からは誰よりも誠実な俳優、誠実な人であることを感じることができた。

ナム・ジヒョンにとって『怪しいパートナー』は成熟した恋愛のスタートを開いてくれた作品だ。彼女は「この作品で『大人の恋愛をした』という話をたくさん聞きました。今では(成人演技者へと)ずいぶん越えて来たようです。私が成熟した恋愛を演じることも可能であることを認識してもらえた作品です」と伝えた。

「大きく望むことはなく、これからも見ていて心地よく親しみの持てる俳優でありたいです。スクリーンでもブラウン管でも、映画のポスターに出て来る自分の姿やドラマ予告編での自分の姿に親しみを持っていただきたいです。どこでも心地よく受け入れてもらえる俳優になりたいです」
  • シックニュース キム・ジヨン記者 / 写真=マネージメントsoop | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-07-30 09:00:00