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「理由」がなかったはずの人気バンド10cmの脱退騒動


  • 「理由」がなかったはずの人気バンド10cmの脱退騒動
一時期、インディシーンが揺れた。それなりに成功したバンドとして挙げられながら、人気を享受していた歌手10cmが解散するという話が出たからだった。

解散する理由がなさそうに見える10cmがなぜ。去る2010年、「身長差が10cm」のクォン・ジョンヨルとユン・チョルジョンが会ってバンドを作った。

その後は「花道」ばかりを歩いてきたと言ってもおかしくない10cm。『アメリカーノ』のビッグヒットで突然メジャーな人気を獲得して、以後『That's not』、『Love In The Milky Way Cafe』、『What The Spring』など披露した歌とイメージまで優れていた彼らに何の異変が起きたのだろうか。疑問は突然、ユン・チョルジョンの脱退宣言から始まった。

10cmの所属事務所のマジックストロベリーサウンドは、7月4日に「ユン・チョルジョンの契約満了の時点で、健康上の理由ですべての活動を終了する」とし「当分の間、新しいメンバーの加入はなくメインボーカルのクォン・ジョンヨルでフルアルバムを準備する予定」だと明らかにした。

その後、ユン・チョルジョンの脱退宣言に対するクォン・ジョンヨルの心境告白が出てくるときまでは、脱退の理由は「健康」問題で、騒動はそれで整理されるように見えた。

しかし、それから一週間後、ユン・チョルジョンが大麻吸引の疑いを受けて調査されているという話が流れ、続いて釜山沙上警察署側は昨年7月と8月に1回ずつ慶南陜川の知人の家で大麻を吸った疑いで彼を検察に送致したと発表した。

10cmの急激な変化とユン・チョルジョンの健康を心配していたファンが衝撃的なニュースに接して不満を吐き出し始めたのもこの時点だった。

わずか半月後に明らかになることを、所属事務所が分からないはずがないというのが最初の理由で、クォン・ジョンヨルもまた事実を知らなかったのかという疑問のためだった。

しかし、所属事務所とクォン・ジョンヨルは両者とも、ユン・チョルジョンの脱退宣言以後も彼の大麻吸引の事実を知らなかったという立場だ。

7月の1か月、インディーズシーンを熱く燃え上がらせた10cmの脱退騒動は去る19日、所属事務所が自社のブログに共有したユン・チョルジョンの嫌疑認定と謝罪で幕を下ろした。しかし、ファンとネットユーザーたちの失望と怒りは続いている。
  • Citylife 第560号
  • 入力 2017-08-06 09:00:00




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