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エンタメ > スターフォーカス > 韓国ヒップホップシーンを開拓したタイガーJKの「全財産寄付」と父親の遺言
芸能界のスターと寄付は今では一般的な話だ。
世の中には自分が持っているものを周りの人と惜しみなく分かち合うスターたちが並び、彼らを見つめる大衆の感動と応援も日常化した感じだ。
そんな世界なのに「全財産を寄付したのに人々が知らない」スターがいる。
国内ヒップホップシーンを開拓したラッパー、タイガーJKの話だ。
もう一人の人気女性ラッパーであるユン・ミレの夫でもあり、国内1号ポップコラムニストとして活動していたとソ・ビョンフさんの息子でもある人物。
彼がある日、全財産を社会に寄付したという事実が最近になってようやく知られている。
その裏には隠された話がある。2014年にこの世を去ったタイガーJKの父親ソ・ビョンフさんは韓国大衆音楽界のルネサンスを導いた人物だ。
彼がこの世を去った後に発見された遺品の中の文に「一本の木のような体を引きずってでも、もう一度だけでも善行を施すべきだったのに天罰を受けそうだ。私のために良いことをたくさんして欲しい。花が必要な人には花を贈って」という文が書かれており、その文を見たタイガーJKが全財産を社会に寄付することにしたもの。
当時、彼らの財産の内訳と寄付の意志を聞いた金融機関も心配して引き止めたにもかかわらず、タイガーJKの寄付が最終的に行われたという裏話もある。
彼と一緒にまた別の寄付の話も伝えられる。
タイガーJKが父ソ・ビョンフの名前でセウォル号の犠牲者と遺族のために1億ウォンを寄付し、その後、乳児院のボランティアとスポンサー、公益広告のナレーション寄付、音楽放送『SHOW ME THE MONEY6』の出演料全額寄付の事実などが一つずつ知られ、芸能界にはもう一人の「寄付天使」の美談が暖かく広く知られているところだ。