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[故キム・ジュヒョク追悼①] 天性俳優、彼の最期を記憶する


  • [故キム・ジュヒョク追悼①] 天性俳優、彼の最期を記憶する
天性俳優「クテンイ兄さん」キム・ジュヒョクが私たちのそばを離れた。享年45歳。

故キム・ジュヒョクは先月30日午後4時30分頃、ソウル三成洞の道路で車両が転覆する事故に遭った。申告を受けて出動した消防当局は、故キム・ジュヒョクを救助して心肺蘇生法を施行して建国大学病院に移送したが意識が戻らず、午後6時30分頃に死亡した。死亡原因を見つけるために解剖を終えた故人は、2日に出棺が終われば両親が眠っている忠南大山家族納骨堂で永眠する。

キム・ジュヒョクは1998年にSBS8期公開採用タレントでデビューし、20年間映画、ドラマ、バラエティまでのさまざまな作品に出演して愛されてきた。俳優故キム・ムセンの息子だったが、父の後光がなくても演技力を立証して自分だけの俳優の道を切り開いていった。

ドラマ『カイスト~天才たちの青春日記~』、『愛は簡単じゃない』、『プラハの恋人』、『武神』、『ホジュン~伝説の心医~』、『アルゴン』、映画『青燕』、『クァンシクの弟クァンテ』、『妻が結婚した』、『シングルス』、『共助』、『石造邸宅殺人事件』などブラウン管とスクリーンを行き来して活発な活動を繰り広げた。またKBS2『ハッピーサンデー - 1泊2日』に出演して「クテンイ兄さん」の愛称で呼ばれて大衆の大きな愛を受けた。

◆最後の映画、変身が輝いていた

演技を愛し、周囲の人を大切にしていた故キム・ジュヒョクの最後もまた天性俳優のそれだった。キム・ジュヒョクは映画『共助』に続き『石造邸宅殺人事件』で悪役を披露してイメージ変身にも成功した。

『悪役が入らないからできなかっただけでやりたかったんです。だから楽しかった。多様な演技をできる点がいいんですよ。見る方々がキム・ジュヒョクの悪役を受け入れるようになったということだけでも良いと思いました」(2017年9月、スタートゥデイとのインタビュー中)

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◆最後のドラマ、まっすぐで人間的な姿そのまま

久しぶりtvNドラマ『アルゴン』でブラウン管に姿を現したキム・ジュヒョクは、演技内功を燃やして大衆の好評を受けた。劇中、探査報道チームのアンカーであり、チーム長キム・ベクジン役を演じたキム・ジュヒョクの演技は、JTBC『ニュースルーム』のアンカーソン・ソクヒの共感を得たほど真正性があふれた。

「あえて彼の身元を知るために内ポケットに手を入れる必要はないが、それでも彼の胸が暖かいだろうということは、我々はすべて知っている今日」(2017年10月30日、JTBC『ニュースルーム』アンカーブリーフィング中)

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◆最後の公式席上、20年ぶりに受けた初の映画賞

キム・ジュヒョクの最後の公式席上は彼の努力を裏切らなかった。前月27日に開かれた「ザ・ソウルアワード」で、映画『共助』で助演男優賞を受賞したこと。キム・ジュヒョクは壇上に上がってトロフィーをしっかりと握り、「演技生活20年だが映画で賞を初めてもらう」と所感を明らかにした。

◆最後のインタビュー、天性俳優だった

キム・ジュヒョクは最後のインタビューでも「俳優という職業がおもしろい」とし天性俳優の姿を現わした。

「演技する時が一番楽しいです。愛を受けた時良くて。それよりは現場で仕事をする時が一番面白いです。現場が面白いじゃないか。家だけにいるからそうなのかもしれないが人々に会う方が100倍楽しい。カフェで会うのではなく、現場で会うほうがはるかに楽しいです」(2017年9月、スタートゥデイとのインタビュー中)

映画『興夫』と『毒戦』は、残念ながら彼の遺作になってしまった。最後まで最善を尽くして映画撮影に臨んだキム・ジュヒョク。彼のフィルモグラフィーが続くだろうと信じていたため今回の悲報はより残念だ。
  • スタートゥデイ シン・ヨンウン記者 / 写真=NAMOO ACTORS、tvN、ユ・ヨンソク記者
  • 入力 2017-11-02 06:30:09




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