BIGHITエンター、上場に乗り出す…身代は最低4兆


「防弾少年団(BTS)」の所属事務所として広く知られたBIGHITエンターテイメントが上場を推進する。予想企業価値は少なくとも4兆ウォンに達する見込みで、株式公開(IPO)市場の注目を一身に受けている。市場ではBIGHITが従来のエンターテイメントビジネスモデルから脱却するために、上場に乗り出したものと見ている。

31日の投資銀行(IB)業界によると、BIGHITエンターテイメントは最近、多数の証券会社に上場主幹事のための入札提案要請書(RFP)を送った。国内大手証券会社2社と、外資系2社が招請を受けた。コスピとコスダックのどちらの市場に進出するかは未定であり、上場の時期も主幹事証券会社の選定後に決定するという立場だ。入札参与を望む証券会社は2月5日までに提案書を出さなくてはならない。


BIGHITエンターテイメントはレコード制作および芸能人マネージメント企業として、房時赫(パン・シヒョク)氏が創業した。現在、同氏は普通株の43%(2018年末)を保有する大株主だ。ネットマーブル(netmarble)は2018年に2000億ウォン台の株式を投資し、2大株主(25.22%)に上昇した。パン代表とネットマーブルの房俊赫(パン・ジュニョク)議長は親戚関係として知られている。

パン代表は2013年6月に防弾少年団をデビューさせて、プロデューサーとしての力量を証明した。防弾少年団は2017年5月にビルボード・ミュージック・アワードで「トップソーシャルアーティスト賞」を受賞し、世界のファンたちの愛を受け始めた。翌年に2つのアルバムを米ビルボード(Billboard)のメインアルバムチャート「ビルボード200」の1位に上げて前人未到の道を開拓した。


BIGHITエンターが上場を推進する理由は、これまでの事業モデルから」抜け出すためだ。BIGHITエンターはこれまで企業や産業の否定的なイメージを解消し、新たなビジネスモデルを整えるために努力してきた。データベースと情報技術(IT)の開発者を大量に採用し、ベンチャー企業としての認証を受けた。芸能事務所としては異例の動きだ。IB業界の関係者は、「パン代表は自分の会社を企画社ではなくスタートアップと考えているだけに、新たなビジネスモデルへの関心が高い」と語る。

現時点で上場を推進するのは、企業価値の算定に友好的だからだ。金融監督院の電子公示システムによると、2018年末時点の売上げは2142億ウォンで、営業利益は641億ウォンだった。前年同期比で売上げは2.3倍に、営業利益は1.97倍に増えた。同じ期間の純利益も、246億ウォンから502億ウォンに跳ね上がった。市場では同社の昨年の売上げを約4000億ウォン、営業利益を約1000億ウォン程度と見込んでいる。

財務的投資家(FI)の資金回収を助けるためという目的もある。ネットマーブルだけでなく、スティック・インベストメント(STIC Investment)、韓国投資証券、LBインベストメント(LB Investment)などがFIとして名前を上げている。

業界ではBIGHITエンターが上場された場合の予想企業価値を、少なくとも4兆ウォンに達するだろうと見ている。前年度の予想純利益に同種の業界の株価収益率(PER)を乗じると約3兆5千億ウォンに推算が可能だ。入札参与を検討中の各IBはこれに「BTSプレミアム」とパン代表の成長の青写真を重ね合わせて、身代を4兆ウォン内外で検討中だ。

この身代が現実化するとBIGHITエンターテイメントは業界の「ビックスリー」のJYPエンター(8767億ウォン)とSMエンター(7702億ウォン)、YGエンター(5750億ウォン)の時価総額を合わせたものよりも大きな規模の上場社になる見通しだ。

一部では同社の収益の大部分がBTSに傾いている点をリスクとしてあげている。IB業界のまた別の関係者は、「パン代表の成長の青写真でBTSに偏った収益構造を少しずつ変えることができるだろう」と語った。
  • 毎日経済_カン・ウソク記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-01-31 19:51:25