故ク・ハラさんに暴行 チェ・ジョンボム被告が最高裁へ


歌手の故ク・ハラさんに暴行、脅迫などを加えた疑いで起訴されたチェ・ジョンボム被告(29)が、大法院(日本の最高裁判所に相当)の判断を受けることになった。

9日、法曹界によると、チェ・ジョンボムは同日、ソウル中央地裁刑事控訴1-1部(キム・ジェヨン、ソン・ヘヨン、チョ・ジュンレ)に上告状を提出した。検察も同様に今月8日、該当事件と関連し上告状を提出した。

チェ・ジョンボムは18年9月、ソウル江南区(カンナムグ)論峴洞(ノンヒョンドン)のク・ハラ宅で、ク・ハラさんと相互に暴行を加えた容疑で警察の取調べを受けた。

以後、ク・ハラさんはチェ・ジョンボムがリベンジポルノを送信して脅迫したとして強要・脅迫・性犯罪処罰法違反などの疑いで追加告訴した。ク・ハラさんは暴行罪について起訴猶予処分を受け、チェ・ジョンボムは脅迫、強要、障害、器物損壊、性暴行犯罪の処罰などに関する特例法違反(カメラ等利用撮影)などの疑いで在宅起訴された。

チェ・ジョンボムは昨年8月、一審で懲役1年6か月に執行猶予3年を言い渡された。脅迫、傷害、器物損壊、強要などの容疑は有罪と認められたが、違法撮影に関する容疑は無罪判決を受けた。チェ・ジョンボムと検察の双方が一審宣告に不服だとして控訴した。控訴を準備していたク・ハラさんは昨年11月24日、清潭洞(チョンダムドン)の自宅で死亡した状態で発見された。

二審は「性関係は私生活の中で最も内密な領域で、これを撮影した映像を流布すると脅迫することは、被害者に取り返しのつかない傷を与える」とし「特に被害者が有名芸能人であることを悪用し、メディアなどを通じて動画を流布すると脅迫したのは、罪質がよくない」とし懲役1年の実刑を言い渡した。チェ・ジョンボムは現場で法廷拘束された。

ただ、チェ・ジョンボムが同意無しにク・ハラさんの身体を撮影した容疑については、「証拠が不十分だ」として無罪と判断した。

ク・ハラさんの兄のク・ホインさんは「妹が(生きていた当時)執行猶予を見たが、今日実刑でも言い渡されたので満足したのではないか」とし「違法カメラ撮影容疑に対して無罪が宣告された点と実刑1年だけ宣告された点は家族としては無念だ」と話した。

またSNSを通じて「加害者は実刑を受けて出ればいいが、被害者たちは一生を胸に抱いて耐えて生きていく。加害者ではなく被害者たちを守る社会になれば」と残念な気持ちを表した。ク・ハラ側は検察に上告を促し、チェ・ジョンボムに対する民事訴訟も起こす予定だ。
  • 毎日経済 スタートゥデイ シン・ヨンウン記者
  • 入力 2020-07-09 16:42:06