Q.韓国に恐竜の化石はありますか？
| A. | 中生代に地球を支配していた恐竜が絶滅した正確な理由については誰も知りません。 直径10キロメートルの大きさの小惑星が、メキシコのユカタン半島に衝突し数十年間、酷寒期が続き6800万年前ごろに絶滅したという隕石衝突説が定説とされていますが、すべての人を納得させることはできません。 気候変化説、火山爆発説に体重のせいもあり、人間のような哺乳類が卵をすべて盗んで食べ、子孫が絶たれたという理論も出てきました。そして、最近猛威を振るっている新型コロナウイルスのようなウイルスの攻撃によって全滅したという説も提起されます。 前置きは省略して本題に入ります。 結論からいうと、韓国は恐竜が走り回って遊んでいた地であり、様々な恐竜の化石が発見されました。
韓国の南にある白亜紀の地層には、想像以上に多くの恐竜の卵や骨、足跡の化石が残っています。特に恐竜が絶滅する直前の白亜紀最後の化石と多様な鳥、そして翼竜の跡まで発見されました。 韓国で初めて発見された恐竜の化石は、1972年に慶尚南道（キョンサンナムド）河東（ハドン）で発見された恐竜の卵です。翌年の1973年、慶尚北道（キョンサンプクト）義城（ウィソン）で草食恐竜の前足の骨が発見され、1982年には慶尚南道固城郡（コソングン）の海岸で恐竜の足跡の化石があると報告されました。 古城の恐竜の足跡は遠い昔から広く知られている珍しい見物でした。村の人々が恐竜の足跡であることを知らなかっただけです。 昔の人は、これを象の足跡だとばかり思って像足岩（サンジョクアム）と呼んでいました。 恐竜の研究が始まり恐竜の足跡であることが確認されましたが、名前は像足岩のままです。 恐竜のおかげで慶尚南道固城では世界恐竜EXPOも開かれ、恐竜化石が地域住民の生計の役割を果たしています。 韓国で様々な恐竜の化石が発見されたのは、スティーヴン・スピルバーグ （Steven Spielberg）監督の役割が大きく働いたからです。1993年、マイケル・ライトン（Michael Crichton）の同名の小説『ジュラシック・パーク（Jurassic Park）』が映画化されて以来、韓国でも恐竜ブームが起き恐竜の足跡を探し始めたということです。 1990年代、慶尚道（キョンサンド）と全羅南道（チョンラナムド）で多くの恐竜の化石が発見され、特に全羅南道の海南郡（ヘナムグン）の牛項里（ウハンリ）では、翼竜の足跡とともに鳥や恐竜の足跡などが大量に発見されました。その後、世界の恐竜研究者が韓国に注目し始めました。 韓国で発見される恐竜の化石は卵と骨、そして足跡です。 恐竜の卵は韓国の随所で発見されており、全羅南道宝城（ポソン）と京畿道（キョンギド）華城市（ファソンシ）の高井里（コジョンリ）では、大規模な卵の巣が発見されました。固定里は恐竜の化石の世界最大の産地として登極したのです。白亜紀の地層の様々な部分に垂直2~3種類の異なる草食恐竜の卵が分布している状態で発見されていることから、長年にわたり恐竜の集団産卵が行われていたと推定されます。 恐竜の骨は、これまで細かく砕けた小さな骨だけが発見され、復元が困難でしたが、全羅南道宝城で恐竜の骨がつながった状態で発見されたし、華城の堤防では、ほぼ完璧な状態の恐竜の脊椎と肋骨、足の骨などがつながった状態で発見されました。 恐竜の化石のうち、足跡の化石は世界の恐竜研究者が注目する物です。 保存状態もいい上、世界最長の翼竜の歩行列、250個の恐竜の歩行列、長さ1.27センチメートルの世界最小の肉食恐竜の足跡など、希少価値のある化石も発見されるからです。 恐竜の化石が相次いで発見され、一時は恐竜の骨を溶かした水といって万病統治に効果があり、特に男の精力にはもってこいのものだと宣伝する生水（？）が登場しました。 韓国が恐竜たちの遊び場だったという話を聞く韓国人は、このような疑問を投げかけます。 そんなに恐竜がたくさん住んでいたのに、韓国ではなぜ石油が出ないのでしょうか？ そうですね。 それにしても新型コロナウイルスが静まったら、華城の恐竜の卵産地を見に行こうと思います。 |
- Lim, Chul
- 入力 2020-04-08 00:00:00
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