Q.韓国で社会的に物議をかもしたスポーツ賭博や八百長事件について教えてください。(6)

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A. (※この記事は「韓国で社会的に物議をかもしたスポーツ賭博や八百長事件について教えてください。(5)」の続きです。)

▶ プロバレーボール八百長事件

2011~2012年シーズン、韓国のプロバレーボールチーム韓国電力は、突風のシーズンを送っていました。強いチームというイメージが固まったその瞬間、時ならぬ悪材料に出会うことになります。

発端は、2012年2月7日、元バレーボール選手だったヨム・スンホとブローカーが拘束されたという事件でした。韓国電力のリベロとしてプレーしていヨムスンホは、その前の年に行われた試合でチームが3対1で負けるようにするため、決定的な瞬間に意図的にミスをしていた事実が明らかになりました。

彼らの調査中に八百長に関わっていた選手たちが次々と登場しました。韓国電力の現役選手キム・サンギが逮捕され、すぐに続いて新人王を獲得した韓国電力のパク・ジュンボムと国家代表歴のあるイム・シヒョンが緊急逮捕されました。

軍に入隊して、陸軍体育部隊である尙武で選手としてプレーしていチェ・グィドンとサムスン火災の選手だったホン・ジョンピョが八百長事実があると自首をして、尙武に八百長に加担していた選手が多くいるという記事も出てきました。

この記事はその後、事実と確認されました。代表出身の尙武所属のキム・ドンジンとソン・ムンソプ、シン・ヨハネが追加で逮捕されました。尙武は軍隊ではなく、詐欺師の組織という言葉が出回るほどでしたが、勝負操作(八百長、わざと負けること)加担の数字だけを見ても反論することができないように見えます。

その後も八百長に加担していた選手たちが相次いで自首をしたり、逮捕されました。しかもキム・サンギが拘束された後、韓国電力でレギュラーセッターとして出場していたチェ・イルギュさえも検察に召喚され、韓国電力のセッター陣は完全に崩壊してしまいました。

プロバレーボールでの八百長は男子選手だけが加担したものではありませんでした。お金の誘惑を振り払うことのできなかった女子選手たちもいました。興国生命所属の現役選手であるチョン・ミンジョンとチョン・ユリが八百長疑惑を認めました。女性の球技で八百長の事実が明らかになったのは、世界初のことでしょう。

事件の捜査が一段落して、八百長に参加したことが確認された全現職のバレーボール選手は男子14人、女子2人です。バレーボール連盟は現役選手は永久除名し、引退した選手もバレーボールに関連する業務に一生つくことができないように禁止処分を下しました。

八百長に加担した選手の中では尙武所属が最も多かったため、軍当局は当然、緊急事態となりました。尙武は2011~2012年のVリーグの残りの試合には不参加となり、残りの試合はすべて0-3で処理されました。

国防部長官は、尙武バレーボール団の解体を検討するように強硬策を持ち出しましたが、軍に入隊していた選手たちが試合をすることができるようにしてほしいというスポーツ界の反発により、バレーボール団を廃止する代わりに、Vリーグから抜ける方向で結論が下されました。

5人のレギュラー級現役選手が八百長に関与しながら、韓国電力のバレーボールチームは、戦力に強大な損失を被りました。そのせいで八百長事件以前に15勝9敗の成績を見せた韓国電力は、その後1勝9敗というひどい成績に留まってしまいました。この状態でいては、Vリーグの興行に莫大な支障が出ると憂慮したバレーボール連盟と球団の合意により、ドラフトで最も有望視されていたチョン・グァンインが韓国電力に入団しました。

八百長の主犯だったヨム・スンホとチェ・グィドンは除名された後でも、再び八百長を行うために5000万ウォンを受け取りましたが、事がうまく運ばず、このお金を横取りして現職バレーボール選手を相手に常習的に脅迫を繰り広げ、今年3月に検挙されました。

(※この記事は「韓国で社会的に物議をかもしたスポーツ賭博や八百長事件について教えてください。(6)」へ続きます。)
  • Lim, Chul / 写真=photopark.com
  • 入力 2015-09-24 00:00:00

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