Q.キム・ウビンとキム・ユジョンの所属事務所サイダスHQについて教えてください。

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A.
今ではYGエンターテイメントやSMエンターテイメントなどの人気アイドルグループを抱える事務所の陰に隠れていますが、2000年代初頭に韓国エンターテイメント業界を牛耳っていた会社は、サイダスでした。

2001年の映画『猟奇的な彼女』で一躍トップスターに浮上したチョン・ジヒョンをはじめ、チョン・ウソン、チャ・テヒョン、チョ・インソン、ソン・ヘギョ、ソル・ギョング、パク・シニャン、キム・ヘスなど、当代最高の俳優たちを抱えていたところがサイダスでした。当時、サイダスは韓国の映画業界とドラマ、広告市場で強大な影響力を発揮する大手でした。

サイダスHQの現在の社名はIHQです。芸能人のマネージャー、ドラマ制作、映画配給、ミュージシャン育成のビジネスをしているのですが、芸能人のマネージメントとドラマ事業本部がまだサイダスHQと呼ばれています。

IHQの創設者は、韓国最高の人気歌手だったチョ・ヨンピルのロードマネージャーをしながら芸能マネジメント業界に足を踏み入れたチョン・フンタク氏です、彼はスター製造機と呼ばれるほど、俳優を見る目が優れているという評価を聞きます。

実際、狎鴎亭洞のカフェでアルバイトをしていたチョン・ウソンや無名に近かった俳優パク・シニャンが、彼と縁を結びながらスターの隊列に並ぶことになりました。チョン・ジヒョンは、サイダスが発掘した最高の宝物の一人です。女子高生時代にチョン・フンタク氏にピックアップされて、ドラマ『ハッピートゥゲザー』に出演した後、広告モデルとして活躍し、サムスン電子のプリンタの広告で強烈なテクノ音楽に合わせてダンスを踊る姿が話題になりました。

チョン・ジヒョンは『猟奇的な彼女』が興行に成功した後、広告界最高のブルーチップになりました。この頃、サイダスHQが胎動しました。チョン・フンタク氏が率いるEBMプロダクション、チャ・スンジェ氏の映画制作会社ウノフィルム、インターネット映画流通業者であるウェブシネマ、ベンチャー企業のローカスなどが合併して巨大企業集団であるサイダスHQが作られたのです。彼らは芸能マネージメントのすべての領域を網羅する会社を作るという共通の夢を見ていました。

しかし、ずっと続いた合併の過程で利害関係が衝突したことから、成功神話を書き続けることはできなくなりました。合併から2年で、バラバラになったのです。

IHQは過去の栄光を再現するために、組織の再整備に着手します。チョン・ジヒョンの後を継ぐスター俳優たちの道を磨いて、JYPの第2中隊と呼ばれたCUBEエンターテインメントを抱いて歌手の方の陣営もしっかり備えました。 (CUBEエンターテインメントに対して既に紹介したことありますので、ご参照ください

  • < チョン・ジヒョンの後を継ぐように、サイダスが力を傾けて育てている同い年の俳優キム・ソヒョン(上)とキム・ユジョン(下) >

現在、IHQで注目を集める俳優は『学校 2013』に出演したキム・ウビンと1999年生まれの同い年の少女であるキム・ユジョンとキム・ソヒョンです。

  • < モデル出身の俳優キム・ウビン >

キム・ウビンはすでにスターですね。彼が出演した映画『チング 永遠の絆』と『技術者たち』、『二十歳』の興行実績は低調ではありましたが、モデル出身のすらりとした容姿にすでにかなりの固定ファンを確保しており、キム・スヒョンに次ぐ可能性を持っているという評価も受けています。

キム・ユジョンとキム・ソヒョンは小学校に入るころ、非常に幼い年齢でスクリーンにデビューし、これまで着実に演技活動を継続する次世代スターたちです。過去の子役演技者たちは、子供の頃のイメージから脱皮できず、成人になってから人気が落ちる現象を見せていましたが、二人は細かいイメージ管理により、少女から大人の女性に変貌する魅力を発散しているところです。

キム・ソヒョンの場合、スター登竜門と言われる学校シリーズである『君を守る恋~Who Are You~ - 学校2015』で主演を務めながら、大人の演技者として跳躍する準備を終え、キム・ユジョンもドラマ『アングリーマム』に主演級で出演しました。

IHQの最大の株主は、コンテンツプラットフォーム事業者であるCUメディアです。 CUメディアはドラマックスとコメディTV、AXNなどの6つのチャンネルを運営するMPP(multi program provider)です。去る3月、IHQとCUメディアが合併し、ソウル京畿地域のケーブルTVでは事業規模が最も大きいCNMがIHQの最大株主となりました。チョン・フンタク氏は、この会社の株式6%を持っており、経営に参加している状態です。

CUメディアとIHQの合併により、会社はマネジメントとコンテンツ制作、チャンネル事業(放送)の垂直系列化を備えることになりました。それまで、韓国でこのような系列化を成し遂げた会社は、CJ E&Mが唯一でした。

垂直系列化の達成に成功はしたものの、IHQの悩みはまだまだ続きます。何よりも看板スターがないという点がIHQの弱点です。キム・ウビンをはじめとする俳優たちが一時代を風靡するスターに成長するように願う期待もそれだけ大きいことでしょう。
  • Lim, Chul
  • 入力 2015-09-29 00:00:00

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