Q.ドラマ「愛の不時着」は思想論争に巻き込まれましたか?

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A. 何度も放送中止になったにもかかわらず21%を超える視聴率を記録したドラマです。
tvNで歴代最高の視聴率を記録した『愛の不時着』は、放送初期から順調だったわけではありません。

作品が放送される前から「北朝鮮軍を素材に書くのは、もうやめてもいいじゃないか?」という否定的な世論がありました。このような世論にパク・ジウン作家の盗作論争が覆われたため、制作陣にとってはせめてもの救いだったのかもしれません。

初回が放送された直後から、設定が非現実的だという非難が制作陣に向けられました。
悪天候で対空監視体制が作動せず、エンジンの音やレーダーに発覚する金属部位のない無動力パラグライダーに乗ったため発覚しなかったとはいえ、現実には起こりにくいことです。ああやって休戦ラインを越えては、対空砲や戦闘機に撃たれて死ぬ可能性が高いというのが批判の要旨でした。

ドラマで北朝鮮軍を美化するというのが批判側の主張でした。
ついに、保守政党のキリスト教自由党がtvNと担当PDを国家保安法違反の疑いで警察に告発する事態まで起きました。

キリスト教自由党側は「北朝鮮は一度も我々に向けて銃口を降ろしたことがない。しかし、敵を区分できない大統領と放送局によって、国民が扇動された」という理由を挙げました。

北朝鮮軍を美化?

よりによって北朝鮮軍将校役を演じる人がハンサムでヒョンビンなので、このような事態が起こったのではないか、という気もします。

ヒョンビンは、このドラマに先立って北朝鮮の警察役で出演した映画『コンフィデンシャル/共助 』で一緒に捜査をする韓国の刑事の義妹ユナの心を沸き立たせました。

北朝鮮軍将校がドラマの主人公のようにハンサムで、男らしい行動を見せるなら、夢中になる女性が1人や2人ではないでしょう。
ドラマが金正恩(キム・ジョンウン)を称賛し赤化統一を支持するものではないですが、北朝鮮を美化すると主張する人たちが問題視した部分も、よりによって主人公が朝鮮人民軍将校だという点です。しかも主人公は、北朝鮮の体制や理念に懐疑を持ったり、批判する気配は少しも見せないというのが気に入らなかったようです。

* ヒョンビンが配役を務める主人公リ・ジョンヒョクは、愛する女性を守るために命を懸けますが、政権に対する忠誠をあきらめず、脱北も敢行しません。ただ中立国のスイスで会うことに感謝します。

結局、ドラマのこのような設定が、青少年や外国人に北朝鮮に対する幻想を抱かせるというのが、批判の核心です。一言で言えば「北朝鮮政権に忠誠する北朝鮮軍を格好よく見せるドラマが、北朝鮮を美化するものでなければ何なのか?」というのが批判の核心です。

批判の声が上がり、警察に告発状が寄せられた中でも『愛の不時着』の視聴率は高まりしました。北朝鮮を脱出して韓半島の南側に定着した脱北者たちもドラマを面白く見ました。

そのうえ、北朝鮮住民の間でも、このドラマが人気を集めるというニュースまで伝えられました。北朝鮮体制を粘り強く批判してきた朝鮮日報のチュ・ソンハ記者は「『愛の不時着』は既存の韓国ドラマとは違って北朝鮮住民が主要キャラクターとして登場し、北朝鮮社会についてドラマで描写する場面を評価しながら視聴する楽しみが大きいという点が人気の背景だ」と説明しました。

ドラマで体制が動揺する事態が起こるとしたら、南ではなく北だと言えるでしょう。

ドラマが北朝鮮を美化しているという批判に対する反論はこの部分を強調します。
韓国ドラマを見ながら、北朝鮮の女性たちが韓国に対する憧れと韓国男性とのロマンスを夢見るだけでは足りず、北朝鮮のエリート軍官が韓国女性との幻想的なロマンスを夢見るようになるとすれば、北朝鮮指導部としては非常に戸惑ってしまうからです。

実際、北朝鮮の宣伝メディア「ウリキリ」は「虚偽と捏造でいっぱいの荒唐無稽で不純極まりない共和国を反対する映画やドラマを放送し、謀略宣伝に積極的に取り組んでいる」と非難しました。

北朝鮮軍の将校がいくら素敵に見えても、北朝鮮側としては決して喜ばしくないという意味でしょう。

ドラマ『愛の不時着』で思想論争が起こりました。ほんの少しの雑音です。このドラマを見て北朝鮮に対するファンタジーを持つでしょうか?これは、韓国の視聴者を見下す見方でしょう。
  • Lim, Chul
  • 入力 2020-07-21 00:00:00

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