解説 | ハングル:디지털 단식 ハングル発音:ディジトルダンシク 意味:デジタル媒体を意図的に使用しないこと 解説: ディジトルダンシク(デジタル断食)、デジタル媒体を意図的に使用しないこと。 「ジョブズ氏は夕方になると台所の長い食卓を子どもたちと囲んで座り本と歴史について話を交わした」 スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)の伝記を執筆したウォルター・アイザックソン(Walter Isaacson)の回顧だ。 Google、Yahoo!、Appleの世界IT産業を率いるアメリカ企業の役員や従業員たちが子どもたちを通わせる学校はシリコンバレーにあるヴァルドルフ学校だ。 この学校では学校でパソコンなどのIT機器を使用しないのはもちろん校内への持ち込みも禁止だ。コンピューターを扱うことを歯磨きのように簡単にする父兄が子どもたちにはコンピューターの使用を防いでいるのだ。簡単に言えばヴァルドロフ学校はアナログ教育に重点を置いているわけだ。 ITで大金を稼ぐ人々が自分の子どもたちにアナログ教育をさせる理由は簡単だ。コンピュータが注意力を毀損し創意的な思考を防いでいると考えるからだ。 裏切られた感じがするだろう。 「安価なインスタント食品を売って拒否された食品会社の子どもたちが、インスタント食品を口にしていないような気がするのではないか」という意味だ。 裏切られたと思ったとしても韓国の親たちは子どもたちのデジタル機器に寛大すぎる。もはや、スマートフォンを持たない中学生、いや小学生すら見つけることができなくなったほどだ。 親が子どもにスマートフォンを買ってあげるのは時流に従うためだけではないようだ。 スティーブ・ジョブズ氏のように夕食を食べながら子どもたちに本を読んであげたり神話と歴史について一緒に話ができないから、子どもが欲しがるスマートフォンでも渡してしまおうという気持ちが強いだろう。 まず、自分が本を遠ざけているため本について話し合うこともないだろう。 それでも、一定期間は子どもたちにデジタル機器を持たずに暮らす習慣を身につけさせなければならない。体についた脂肪を取り除こうとしてリバウンドで苦しむように、再びデジタル機器に夢中になった生活に戻ったとしてもデジタル機器のない暮らしの良さも示さなければならない。 |