解説 | ハングル:앵그리맘 ハングル発音:エングリマム 意味:アングリーマム(Angry mom)、当面している社会問題に対して怒りを表す母親たちのこと 解説:子どものことを心配する気持ちは、世界共通のものだ。ボクシングの映画ロッキーで一躍スターになったシルベスター・スタローンが主演した映画『刑事ジョー ママにお手上げ(stop!Or my mom will shoot)』の中で、母親は刑事の息子のために、強盗に対抗して銃を向けるほどだ。 映画で母親は独身で暮らす息子に干渉しながら、洗剤で銃を洗って使えなくしてしまったりもするが、死を目前にした息子を助けてあげるほどに賢い老人でもある。 今年の春、16部作で上映されたMBCドラマ『アングリー・マム』は娘が不当な暴力を受けたにも関わらず、公権力が解決してくれないため、学校に偽装潜入するほどの過激な母親の姿を描き出す。 このドラマは、最近になって社会問題に敏感になった母親たちの態度とも関連している。セウォル号沈没事件で多くの学生が花のような年齢で亡くなった後、社会の不正による被害が他人事ではなく、私の子どもにも起こりえることだと感じた母親たちが立ち上がった。 母親の実力行使は、学校給食からマーズ事態のときの休学など、全方位に拡散する傾向にある。母親たちはクチコミを広めて、世論を主導するため、政治家としては、アングリーマムの存在に気を使わざるをえない。
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