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2015 FW 男性服の5つのトレンド「ソウルファッションウィーク総まとめ」

「2015 FW ソウルファッションウィーク」 

    2015FWソウルファッションウィークが25日に幕を下ろしたなか、今シーズンのメンズラインは、まじめすぎる衣装よりはスーツ素材で完成させたブルゾン、膝に切開線の入ったレザーパンツ、腰より高く上げて履いたり、下着が見えるくらい下げて履いたデニムパンツなど、面白さを加えたヴィンテージ感性の衣装が見られた。

    ▶ シンプル、あるいは華麗「野球ジャンパー」

    • < ムン・スグォン、ANDY&DEBB、KEY Collection、BYOND CLOSET >

    今年の秋冬にメンズが一番注目すべきアイテムの一つは野球ジャンパーのブルゾンだ。夢の世界をコンセプトとするムン・スグォンの舞台では、セメント色のスーツとジャンッパーベンディングを合わせたカジュアルなジャケットが見られ、ANDY&DEBB(アンディー・アンド・デップ)のショーでも、ポップアート的なカラー感の拳銃プリントが両胸のところに描かれている、光沢感のあるスカジャンを披露した。そして冬にだけ楽しめる独特な素材で作られた野球ジャンパーもあった。KEY Collection(カイ・コレックション)はテクスチャによって色が異なる青いベルベット野球ジャンパーを、BIYOND CLOSET(ヴィヨンド・クローゼット)のショーではやり過ぎに感じるほどのスパンコールが付いてる野球ジャンパーを紹介した。

    ▶ しつこい、あるいは粗い「レザーパンツ」

    • < キム・ソリョン、MAG&LOGAN、クヮク・ヒョンジュ・コレクション、BIYOND CLOSET >

    一方、しばらく控えめだったレザーパンツが再び流行するかが注目されている。キム・ソリョンHOMMEでは、光沢感が感じられない厚めのレザーでスラックスを完成し、そこにつま先が尖ったアンクルブーツを加えてさらにクールなレザーパンツスタイルを提案した。MAG&ROGAN(マッグ・アンド・ロガン)、クァク・ヒョンジュ・コレクション、BIYOND CLOSET(ビヨンド・クロゼット)では光沢感あふれるストレートバンツ、ワイドパンツ、膝にカッティングのはいったスキニーパンツを披露した。そこに暖かいサンドカラーのブルゾンやニットなどを加えてあらい感じの強いレザーパンツを中和させた点が注目される。

    ▶ 面白い、あるいはクール「デニムアイテム」

    • < Lucky Chouette、Push Button、BIYOND CLOSET >

    また今シーズンでは多くのデザイナーたちがデニムアイテムに大きな愛情を見せた。Lucky Chouette(ラッキー・シューエット)はトーンダウンされたグリーンとブルー、ブラックがカラーブロックされたデニムジャケットと、それより明るいカラーのデニムパンツをナチュラルに演出した。PushButton(プッシュ・バトーン)では可笑しいくらいウェストを引き上げたデニムのワイドレッグパンツと下着が見えるくらいの骨盤にかけて履いたデニムパンツに長めのスポーティーベルトを加えたスタイルなど、80年代に流行ったレトロスタイルのデニムルックを提案した。一方、BIYOND CLOSETのショーでは女性的な感じの強いヒョウ柄のニットトップスとカーディガン、ピンク色のニットトップスにロールアップしたストレートデニムパンツを加えるなど、華麗なるトップスと基本に忠実なデニムパンツの組み合わせを紹介した。

    ▶ 淡い、あるいは曖昧「カラースーツ」

    • <ムン・スグォン、キム・ソリョンHOMME、PUSH BUTTON>

    他にもスーツは勿論カジュアルなトレンチコートスタイル、ブルゾンとトレーニングパンツの組み合わせにも淡く彩度の変化を求めたカラーマッチングが目立つ。ムン・スゴォンの舞台では、妙にトーンの差が見えるカーキ色のブルゾンのルックを披露、カラー活用が上手いキム・ソリョンHOMMEでも光沢感のある土色のスラックスやバーガンディーシャツ、マスタード色のロングコート、彩度の低い水色スウェードショットジャケットと紺色ワイドパンツ、グレーが混ざったブルートーンのシャツの組み合わせのように淡い色の組み合わせのスーツスタイルが見られた。

    このほか、PUSH BUTTONのショーでは、違いをそれほど感じないほどの似たような色のサンド色のトレンチコートやトップス、コットン製のパンツにデニムジャケットでポイントを与えたスタイルを紹介した。

    ▶ 広くて短い、あるいは上げた「ワイドパンツ」

    • < PUSH BUTTON、ムン・スゴォン、クヮク・ヒョンジュ・コレクション、HSH(エイチ・エス・エイチ) >

    今シーズンにもワイドパンツの饗宴は引き続いた。しかし、前シーズンのゆらゆらする裾が地面と擦れそうな長いパンツシルエットとは違い、足首までの丈にウェストは高めになり、ラインは更に淡白でレトロなシルエットに進化したことだ。PUSH BUTTONでは大きめの千鳥格子柄のニットトップスの上にハイウェイスト・スラックスを履いたスタイルを披露し、ムン・スゴォンとクヮク・ヒョンジュ・コレクションでもゆらゆら感があって足首が出る程短くなったパンツを披露した。

    HSHはトレーニングウェアに近い、薄いセメント色のワイドパンツに同じカラーのブレーザーを加えて日常での活用可能なカジュアルなワイドパンツスタイルを紹介した。

    今シーズンは、色褪せたカラーの微妙な組み合わせ、どこか滑稽に感じるパンツのウェストライン、テクノダンスを踊らないといけないような派手な野球ジャンパーまで、多くのデザイナーたちがヴィンテージを接いたアイテムを披露したが、古いアイテムでなくとも、カラーやシルエット、素材で当時の感性を思い出させるようにしたのがポイントだ。
  • シックニュース イム・ソヨン記者/写真=シークニュースDB | (C) mk.co.kr | 入力 2015-03-30 17:28:23