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LGエネルギーソリューション、RE100とEV100に同時加入

  • LGエネルギーソリューション(LG Energy Solution)は世界のバッテリーメーカーの中で初めて「RE100」と「EV100」に同時に加入した。LGエネルギーソリューションは15日、RE100とEV100への加入申請が最終的に承認されたと発表した。

    RE100は「再生電気(Renewable Electricity)100%」の略で、企業が使用する電力量の100%を2050年までに風力・太陽光などの再生可能エネルギーでまかなうという目標の国際キャンペーンだ。非営利団体である「クライメイトグループ(The Climate Group)」と「カーボン・ディスクロージャープロジェクト(CDP/Carbon Disclosure Project)」と協力して2014年に発足した。現在、RE100は年間100GWh(ギガワット時)以上の電力を消費するグローバル企業を対象とし、グーグルとアップルやGMなどの298社企業が登録されている。

    国内バッテリーメーカーではLGエネルギーソリューションが初めて参加する。 LGエネルギーソリューションは今回の参加で300番めの登録企業として登録され、RE100委員会はこれを記念して英国現地で「300モーメント」イベントを進行した。

    RE100への登録要件は、2050年までに再生可能エネルギーへの100%転換だ。 LGエネルギーソリューションはこれを20年前倒しにして、2030年までに世界のすべての事業所で使用する電力を100%再生可能エネルギーへ転換することにした。すでにポーランドと米国工場は100%再生可能エネルギーを使用して稼働中であり、韓国の梧倉(おちゃん)と中国の南京工場はもちろん、新規投資する工場を含んで2030年までに消費電力の100%を再生可能エネルギーに転換する計画だ。

    これとともにLGエネルギーソリューションはグローバルなバッテリーメーカーのうちで初の「EV100」登録も行われた。同じ団体で進行するEV100は2030年までに企業が所有および賃貸している車両の中で3.5トン以下は100%、3.5~7.5トンは50%の車両をエコカーに切り替えるキャンペーンだ。今年1月の時点でHP(ヒューレット・パッカード)とDHLやIKEA(イケア)など96社の企業が参加しており、国内企業が参加するのはLGエネルギーソリューションが初めてだ。

    最近、ヨーロッパと北米の主要国の環境政策の基調に力を得て、再生可能エネルギー投資の拡大、顧客と投資家の気候変動に対する対応要求の増大で、RE100とEV100への参加の必要性がますます高まっている。またNH投資証券によると今後5年間は毎年、全世界の国内総生産(GDP)の0.3~0.4%である約3000億~4000億ドルに相当する資金が再生可能エネルギーの拡大に投資される見込みだ。

    LGエネルギーソリューションのチョン・ヒョン社長は「バッテリーは炭素中立(カーボンニュートラル)達成のために極めて重要な役割を遂行する核心的製品」だとし、「親環境(環境にやさしい)エネルギーをリードする企業として、バッテリーの生産でも二酸化炭素排出量の削減の模範となり、電気自動車の普及にも積極的に取り組む」と語った。
  • 毎日経済 | ウォン・ホソプ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2021-04-16 19:04:49