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韓LSエレクトリック「RE100」への加入を本格的に推進


    LSエレクトリックは使用電力の100%を再生可能エネルギーで賄うキャンペーンである「RE100」への加入を本格的に推進する。 RE100加入時にLSグループ内の最初の事例となる。これを契機に、LSエレクトリックは「親環境(環境にやさしい)企業」への変身を図ると同時に、再生可能エネルギーを活用した「スマートファクトリー」事業にも拍車をかける方針だ。

    3日の財界によると、具滋均(ク・ヂャギュン)LSエレクトリック会長は先月25日、在アセアン大使10人で構成された「アセアン・コミッティ・イン・ソウル(ACS/ASEAN Committee in Seoul)」の会員をLSエレクトリック清州事業所に招き、スマートファクトリー技術を紹介する席で「来年のRE100加入を目標に準備している」と語った。

    ク・ヂャギュン会長はこの日、「ESG経営(環境・責任・透明経営)が世界的に重要になった状況で、米国と欧州をはじめとするグローバル大手企業のRE100加入は必然だ」と語った。特に「太陽光発電や水素などの再生可能エネルギーを組み合わせたスマートファクトリー技術は、企業にますます重要になるしかないだろう」と強調した。この日、ク・ヂャギュン会長がACS会員に紹介した清州事業所も太陽光エネルギーで稼働する。この事業所の屋上には屋根型の太陽光発電パネルが設置され、これによって約2MW(メガワット)容量の電気を生産している。

    現在、RE100は米アップルや米グーグル、米マイクロソフトなどのグローバル企業310社が加入している。その中で韓国企業はSKハイニックス、SKテレコムなどの8つのSKグループ系列会社と、アモーレパシフィックやLGエネルギーソリューションなど総10社だけだ。 RE100は多国籍非営利団体であるザ・クライメイト・グループが2014年から開始した。 2050年までに企業の使用電力の100%を太陽光・風力などの再生可能エネルギーに置き換えることを目的とする。期間ごとに2030年60%や2040年90%だどの段階を経る。年間電力消費量が100GWh(ギガワット時)に達する企業を対象とし、RE100加入を宣言した企業はRE100委員会に申請書を出し、1年以内に履行計画を提出しなければならない。

    LSエレクトリックはRE100加入に加え、再生可能エネルギーを利用したスマートファクトリー技術を高度化することにも集中する計画だ。特に「韓国型スマートファクトリー」を構築することに重点を置いている。実際にLSエレクトリックは韓国の産業構造では中堅・中小企業が多いことを考慮し、清州事業を中堅企業向けに、天安事業場を中小企業向けにスマートファクトリー体制を構築した。ク・ジャギュン会長は「アセアンは韓国の中堅・中小企業ほどの企業が多いので、(清州事業場が)それらの企業の良いベンチマークになるだろう」とし、「在韓アセアン大使らがLSエレクトリックのスマートファクトリー技術を広めてくれると期待している」と説明した。

    ク会長はこの日、ACSのメンバーを国内最高水準のスマートファクトリーである清州事業所のG棟に案内し、直接生産ラインを紹介した。 ACSはブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシアなどの10カ国の在韓大使が参加している。 G棟にはLSエレクトリックの主力製品である低圧電力機器の組み立てと試験および包装の自動化システムが構築されている。

    これとともに、LSエレクトリックは太陽光発電などで生産された電気を保存して、必要なときに使用できるエネルギー貯蔵装置(ESS)市場にも注力している。昨年6月には全南・霊岩(よんあむ)にESSと連携した太陽光発電所を建てた。
    • 具滋均(ク・ヂャギュン)会長

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  • 毎日経済 | ソン・グァンソプ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2021-06-03 17:43:27