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カカオ、コスピ時価総額3位を疾走…初めてネイバーを抜く

  • カカオは去る15日、ネイバーを抜いてコスピ時価総額3位の企業になった。終値を基準にして、カカオがネイバーを超えたのは2010年の会社設立後で初めてだ。「カカオトーク(KakaoTalk)」サービスを提供する年間売上げ300万ウォンのスタートアップだったカカオは、会社創立11年めで時価総額64兆ウォン台の「韓国代表プラットフォーム企業」に急成長したわけだ。

    この日の有価証券市場では、カカオは前日よりも1.4%上昇した14万4500ウォンで取引きを終えた。時価総額は64兆1478億ウォンを記録した。一方、ネイバーの株価は前日と同じ38万7000ウォンで取引きを終えて、時価総額は63兆5699億ウォンにとどまった。これによってカカオが時価総額で3位に上がり、ネイバーは4位に後退した。しかし両社間の時価総額の差は5779億ウォンに過ぎず、当分のあいだは二社のあいだで時価総額対決が激しく続くものと予想される。

    カカオはコロナ19の恩恵を受けた株に分類されて昨年から株価が急騰したが、今年初めまで時価総額34兆ウォンで10位にとどまった。株価上昇の局面転換は去る4月の額面分割が断行されて起こった。

    カカオの株価上昇には「カカオトーク」と呼ばれるプラットフォームの価値のうえに、「カカオゲームズ(Kakao Games)」のような子会社のしっかりとした実績、「カカオバンク(kakaobank)」と「カカオペイ(KaKaoPay)」などの子会社に対する上場期待感、仮想通貨取引き所トゥナム(Dunamu)の株式価値の上昇、額面分割効果などが複合的に作用した結果だろうと解釈される。

    年初と比較したカカオの株価上昇率は85%に達している。額面分割の後だけを見ても29%上昇した。短期急騰の負担感にもかかわらず、証券各社が相次いでカカオの目標株価を上方修正し、しばらくは時価総額3位の座を維持する可能性が高いと思われる。

    この日、イーベスト証券(eBEST INVESTMENT & SECURITIES)とDB金融投資(DB Financial Investment)はカカオの目標株価をそれぞれ18万2000ウォンと17万ウォンに引き上げた。イーベスト投資証券のソン・ジョンファ研究員は「カカオペイとカカオバンクなど下半期に上場予定のフィンテックプラットフォームと、来年以降の上場が予想されるカカオモビリティとカカオエンターテイメントなどの主要なプラットフォームの可能性を考慮すると、まだ株価は上昇する余力が充分だ」と語った。

    この日のコスピは前日より6.50ポイント(0.20%)上がった3258.63で取引きを終え、終値を基準にして二日連続で過去最高値の記録を再度更新した。
  • 毎日経済 | キム・ギチョル記者 | 入力 2021-06-15 18:52:14