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ポスコとGS、未来ビジネスで協力…二次電池・水素事業を育てる
ポスコグループとGSグループは7日、ソウル市駅三洞のGSタワーで「ポスコ・GSグループ交流会」を行い、グループレベルで二次電池と水素事業などの将来の事業協力に乗り出すことにした。この日の交流会で崔正友（チェ・ヂョンウ）ポスコグループ会長（左）と許兌秀（ホ・テス）GSグループ会長が握手をしている。 [写真提供＝ポスコ]
韓国財界序列で6位のポスコグループと8位のGSグループは二次電池と水素事業など、将来の事業パートナーとして共に乗り出すことに決めた。両社は2008年に大宇造船海洋の共同買収を推進したが不発になった後、13年ぶりに再び強固な協力体系の構築に乗り出した。ポスコグループとGSグループは7日、ソウル市駅三洞（よくさむどん）のGSタワーで「ポスコ-GSグループ交流会」を持ち、5大中核事業の協力方案について議論した。
この日の交流会では崔正友（チェ・ヂョンウ）ポスコグループ会長と許兌秀（ホ・テス）GSグループ会長など両社の最高経営陣をはじめ、ポスコのチョン・ジュンソン戦略企画本部長、チョン・チャンファ新成長部門長、ユ・ビョンオク産業ガス・水素事業部長、ポスコエネルギーのチョン・ギソプ代表取締役などとホン・スンギ（株）GS社長、ホ・ソヨン未来ビジネスチーム長、許榕秀（ホ・ヨンス）GSエネルギー社長などが参加した。
チェ・ジョンウ会長は「コロナパンデミックの長期化によって将来の不確実性が増大し、気候変動の危機がいっそう高まって炭素中立（カーボンニュートラル）のための大規模な投資と事業構造改革は、企業経営の定数となった」とし、「今回の交流会が水素、バッテリーなど急速に成長する環境市場を含むさまざまな事業分野では、グループレベルの協力枠組みを整えることに意味がある」と述べた。
ホ・テス会長は「両社が保有している能力と資産そして堅実な既存事業を土台に互いに協力していけば、新しいシナジーを出すことができるだろう」とし、「特にデジタルと接ぎ木したエコ中心の未来ビジネスをともに発掘して成長させ、顧客と社会のための価値創出に寄与できるきっかけになることを希望する」と語った。
両社は「未完の共調」で終わった2008年の大宇造船海洋の買収戦以来、13年ぶりに再びパートナーシップの構築に乗り出す。 GS系商社のGSグローバルは、かつては売上げのうち40％がポスコから出るほど関係が深かった。また麗水に位置するGSカルテックス工場と光陽のポスコ光陽製鉄所は、両地域を結ぶ李大橋をはさんで向き合う「隣人」でもある因縁を持っている。
まずこれら2社は電気自動車市場がますます大きくなるにつれて、環境保護の観点から重要性が大きくなっている二次電池のリサイクル分野でのコラボレーションに乗り出す。このために両社は二次電池のリサイクル原料供給のための合弁会社設立を推進することにした。
GSグループが保有している自動車整備や給油およびグローバルネットワークなどを通じて廃棄バッテリーを回収し、ポスコグループは5月に設立したポスコHYクリーンメタルを通じて推進している二次電池のリサイクル事業にこれを原料として活用するなどの協業に乗り出すというものだ。また今後はGSエネルギーが投資している電気自動車用バッテリーの状態評価技術を基盤に、バッテリーのレンタルや交換などの関連サービスプラットフォーム事業に協力の範囲を拡大することにした。
カーボンニュートラルを達成するための水素事業でも海外プロジェクト共同で参加し、新規需要先の発掘などを通じた生産から貯蔵・輸送および利用までのバリューチェーン全体で協力することにした。両社の協力を通じて競争力を強化し、国内の水素経済の活性化にも寄与するという方針だ。このためにポスコとGSエネルギーはこの日、水素事業協力のための業務協約を締結した。
親環境バイオ燃料での事業協力にも乗り出す。ポスコインターナショナルが東南アジアに保有しているヤシの木（パーム）農場および加工設備と、GSカルテックスのバイオ燃料生産技術と販売インフラを活用し、パーム精製油事業の拡大や再生原料ベースのバイオジェット燃料など、次世代バイオ燃料事業のために協力することにした。バイオ燃料は既存の軽油などの石油燃料に比べて、有害物質の排出がはるかに少ないという長所を持っている。
合わせて両グループが保有するベンチャー投資インフラを活用し、二次電池と水素分野の有望企業の共同発掘に乗り出す一方で、ESG（環境・責任・透明経営）分野でも炭素低減活動を推進するなど、幅広く協力方案を議論した。.ポスコとGSの協力方案
- 毎日経済 | ハン・ウラム記者 | 入力 2021-09-07 20:33:38
