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サムスン電子、3年で最も低い営業利益…市場飽和と中国の成長が影響

サムスンの危機…スマートフォン成長痛 

    • < サムスン電子 四半期別の実績 >

    サムスン電子は今年、成長の痛みを患っている。サムスン電子は7日、売上高47兆ウォンと営業利益4兆1000億ウォンの第3四半期暫定実績を発表した。営業利益率は8.7%だ。売上げは2011年第3四半期で、営業利益は2011年第2四半期以降で、3年ぶりに最も低い数値だ。ずっと成長していた営業利益が本格的に方向を曲げたのは、この第1四半期からだ。

    売上げが減少したことも懸念される。営業利益が減少することは、スマートフォン市場が成熟段階に入って避けられない面があるとしても、売上げが減少したということは、事業基盤が揺らいでいることを意味するからだ。営業利益率が10%以下に落ちたことも、2011年の第2四半期以来で初めてだ。サムスン電子は業績不振の期間を、内実を固める機会にすることにした。サムスンの関係者は、「スマートフォン市場が急成長して、サムスン電子が徒長した面がないわけではない」とし、「見た目は大きくなったが内実を確かにできなかった。しばらく内実を固めることに集中しなければ」と診断した。

    表面的には高級スマートフォン市場の飽和、中・低価格の中国スマートフォンメーカーの成長などで、サムスン電子の営業利益の60~70%を占めていた無線事業部の不振が業績悪化の原因を提供した。しかし、サムスンの首脳部はスマートフォン事業の急成長による安住、新たな成長動力の発掘に失敗、技術革新とコスト削減の意志弱化、肥大した組織の市場対応速度の低下などを根本的理由と見ている。

    サムスン電子はこれにより、今年の初めに李健煕(イ・ゴニ)サムスングループ会長が提示した「マッハ経営」を加速すると同時に、組織内の危機意識を高める方針だ。不必要な組織を統廃合し、不要不急な各種の費用は果敢に縮小する計画だ。

    ただし、過去のように無条件に「ベルトを締める」方式にはこだわらない予定だ。サムスンの関係者は、「今は名実共に1位の企業となった。コストを減らして1等を取る方法には限界がある」とし、「新たな成長動力を発掘し、市場を開拓する努力を怠ってはならない」と語った。
  • 毎日経済_イ・ヂンミョン記者/チョン・スンファン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2014-10-07 17:45:00