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サムスンSDI、史上初の営業利益1兆突破

バッテリー事業が好調 


    サムスンSDIは急成長した電気自動車用バッテリー事業の実績に支えられ、史上初で営業利益1兆ウォンを突破した。

    サムスンSDIは27日、昨年は売上13兆5532億ウォンと営業利益1兆676億ウォンを記録したと明らかにした。前年対比で売上げ2兆2584億ウォン(20%)と営業利益3963億ウォン(59%)が増加し、売上・営業益ともに史上最大を記録した。特に電気自動車用の中・大型バッテリー事業で初めて年間黒字を達成した。

    サムスンSDIはこの日、昨年第4四半期の実績として売上げ3兆8160億ウォンと営業利益2657億ウォンを記録したと明らかにした。前年同期比で売上げは17.4%が、営業利益は7.9%が増加した。

    事業部別の実績はバッテリーの売上げが3兆1073億ウォンと営業利益が1202億ウォンで、前年同期比でそれぞれ18.2%と2.7%増えた。電子材料は売上げ8087億ウォンと営業利益1455億ウォンで、前年同期比でそれぞれ13.9%増と12.6%増になった。

    電気自動車用中・大型電池の場合、昨年に第3四半期に出荷した「Gen.5」が孝子の役割を果たした。Gen.5はニッケルの含有量を88%に高めたハイニッケル電池で、従来の電池との比較でエネルギー密度が20%以上高く、kwh当たりのバッテリーコストは20%ほど低くなった。 Gen.5は独BMWの電気自動車i4やiXなどに供給されている。Gen.5の場合は車両用半導体の需給問題にもかかわらず、供給が拡大して売上げ増加に寄与した。エネルギー貯蔵装置(ESS)の販売も拡大した。

    サムスンSDIはこの日の実績発表カンファレンスコールでグローバル完成車メーカーの蘭Stellantis(ステランティス)との合弁の経過に対し「米国・カナダ・メキシコ貿易協定(USMCA)が発効する2025年より前に、米国内での量産を目指して本契約締結を準備中」だとし、「ステランティス以外に他の顧客社とも協力案を議論中であり、まだ具体的に言及することは難しい」と明らかにした。

    また、小型のポーチ型バッテリーにスタック工法を導入すると初めて明らかにした。これまでワインディング工法を適用してきたサムスンSDIがスタック方式を適用するというわけだ。
  • 毎日経済 | イ・ユンジェ記者 | 入力 2022-01-27 20:25:26