記事一覧

ニュース

数字経済

テクノロジー

コラム

ビューティー

カルチャー

エンタメ

旅行

韓国Q&A

新造語辞典

もっと! コリア (Motto! KOREA)
数字経済 > 企業

アルゼンチン大統領とポスコ、「二次電池で協力」


    • 崔正友(チェ・ヂョンウ)ポスコグループ会長は21日(現地時間)、アルゼンチン大統領に会ってリチウム事業での協力案を議論した。前列左からユ・ビョンオク ポスコホールディングス副社長、チェ会長、アルベルト・フェルナンデス アルゼンチン大統領、マティアス・クルパス連邦生産部長官。[写真提供=ポスコホールディングス]


    ポスコグループは23日(現地時間)、アルゼンチンに電気自動車用バッテリーの核心素材であるリチウム生産工場を着工する。これを皮切りに、ポスコグループはアルゼンチンのリチウムプロジェクトに大規模な投資を続けていく。アルゼンチンはインフラと許認可など、ポスコグループの事業全般に対する積極的な支援を約束した。

    22日のポスコグループによると、崔正友(チェ・ヂョンウ)ポスコグループ会長はリチウム生産工場の着工に先立ち、21日にブエノスアイレスの大統領宮でアルベルト・フェルナンデス アルゼンチン大統領に会い、二次電池素材事業の協力案を議論した。

    アルゼンチン政府はチェ会長にリチウム事業全体の包括的な支援を約束した。ポスコグループはアルゼンチン政府と、リチウム工場増設と陽極材の生産事業拡大のための業務協約も締結した。ポスコグループはアルゼンチンでリチウム生産を増やし、これを通じて陽極材までを現地で生産し、二次電池素材のバリューチェーン(価値チェーン)をさらに強化する方針だ。ポスコグループはアルゼンチンのリチウムプロジェクトに、2030年までに40億ドル(約4兆8800億ウォン)を投資する計画だという。

    最近、世界各国はリチウム確保をめぐって競争している。このような状況で民間企業が主要20カ国(G20)の一つであるアルゼンチン政府と直接の業務協約を締結し、戦略的協力関係を構築したという点で意味が大きいという評価が出ている。アルゼンチンはリチウム埋蔵量を基準にして世界4位、生産量基準では3位の国家だ。アルゼンチンでリチウム資源を買収・探査した後、バッテリー用水酸化リチウム生産設備の建設・運営までの全過程を推進するのはポスコグループが初めてだ。

    この日の会談で、チェ会長は「今年は両国の修交60周年を迎える年であり、さらに重要だ」とし、「リチウムはポスコグループの未来の成長を牽引する核心事業分野であり、アルゼンチン政府レベルの協力が必須」だと語った。フェルナンデス大統領は「ポスコグループのリチウム事業が早急に成果を出して事業規模も拡大できるように、インフラや許認可などすべてを積極的に支援する」と答えた。
  • 毎日経済 | ムン・グァンミン記者 | 入力 2022-03-22 17:26:57