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中国、輸入品もPCR検査 上海封鎖の影響で韓国企業に「赤信号」

  • ◆上海封鎖の影響◆

    「ゼロコロナ」政策を固守している中国が外国産製品にPCR(遺伝子増幅)検査を実施するなど検疫手続きを厳しく適用し韓国企業の被害が大きくなっている。中国の上海市に対して無期限封鎖措置を取り、海上運送の滞積が深刻化している中、中国が検疫・通関を強化し物流網の末端でも支障が生じている。上海で触発した物流網の混乱は周辺地域にも広がっている。

    13日、産業界によると現在、中国内の輸入品通関時間は上海封鎖措置以前より3倍以上増えた。

    H企業は工業用プラスチックなど化学製品を国内工場で製造して中国に輸出するが、封鎖措置で通関時間が従来に比べて3倍以上かかると明らかにした。従来は船から荷物を下ろして通関するのに2日前後かかっていたが今は1週間以上遅れている。

    上海港周辺の冷凍保管倉庫はすでに飽和状態であり海運会社も冷凍コンテナの予約を受け付けていない。洋山港など上海の一部の港湾はコンテナターミナルの蔵置場に貨物が積まれた割合を意味する蔵置率がすでに100%を記録したという。

    中国から製品を輸入する韓国企業も物流網の混乱による被害が大きくなっている。韓国企業が中国から品物を持ち込む際、封鎖措置以前は3~4日がかかったが、今は10日を超えている。中国から原材料・部品を輸入し韓国内の工場で組立工程を進めている企業は納期日を合わせるのに直接的な打撃を受けているという。

    修理造船所が集中している上海地域の港湾に封鎖措置が取られ中国に寄港して船舶検査・修理を受けなければならない船舶検査もオールストップされ非常事態となった。

    韓国の船舶検査機関である韓国船級は11日、上海・寧波などの都市封鎖により船級検査員の立ち会いが不可能な状況が続いていると緊急告知した。韓国船級によると上海現地で勤務する検査員の移動が統制され修理造船所への出入りが不可能になり船舶検査が中断された状態だという。

  • 毎日経済 | ムン・グァンミン記者/パク・ドンファン記者 | 入力 2022-04-13 17:56:05