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李在鎔副会長、三星(サムスン)生命・火災の株式買い入れで掌握力広げる

    • < 李健煕会長と李在鎔会長の株 >

    李在鎔(イ・ヂェヨン/JY)サムスン電子副会長は三星(サムスン)生命と三星(サムスン)火災の株式を買収する。ただし株式の0.1%に過ぎないが、三星生命がサムスングループの金融系列会社の持株会社的な性格を帯びているところに、李サムスン電子副会長が今まで三星生命の株式を全く持っていなかったことから、事実上サムスングループの後継構図固めと解釈される。

    金融監督院によると28日、李在鎔サムスン電子副会長が三星生命と三星火災の株式を買収するために、金融当局に承認を要請した。

    金融委員会は29日、定例会を開いて李サムスン電子副会長の買収を承認するかどうかを決定する。金融委の関係者は、「去る9月、サムスン側から副会長の三星生命と三星火災の株式買収に関連した法的検討を要請した」とし、「内部的な検討を経て、29日の定例会議に該当の案件を上程することにしており、手続き上に無理はないだろう」と説明した。三星生命は三星火災の株式15%、三星証券11.1%、サムスンカード34.4%、サムスン資産運用100%など、サムスングループの金融系列会社の主要株主で、金融系列会社の支配構造の頂点にある。三星生命を占め、残りの金融系列会社もすべて支配することができるという意味だ。さらにサムスン生命の株主は、李健煕(イ・ゴニ)サムスングループ会長が20.76%、第一毛織が19.34%、サムスン文化財団4.68%などだ。李会長の持分を李副会長が継承・贈与などの方法で承継する場合、すぐさまサムスン生命の最大株主となるわけだ。

    これだけでなく、三星生命はサムスン電子の株式7.21%を持つ筆頭株主であり、サムスングループの支配構造の中心にある。三星生命を介して金融系列会社だけでなく、電子系列会社に対しても優位性を持つことになるわけだ。

    このため、李副会長が三星生命の株式を買い取ることは、単に三星生命の株式取得を超えて、サムスングループ全体の後継構図を固めるという象徴性がある。

    李在鎔副会長が0.1%の株式を買い入れて金融当局に承認申請を行ったことも、主要株主として記載されるためだ。三星生命の最大株主は李健煕会長で、6月末現在で20.76%の持分を有する。李副会長が買い取る0.1%の株式では大株主になることはできないが、最大株主の息子として特殊関係に分類されるため、大株主の変更承認を受けなければならない。

    李副会長は三星生命のほか、第一毛織株式25.1%とサムスンSDSの株式11.26%を保有している。

    サムスンSDSと第一毛織はそれぞれ上場を控えており、李副会長が保有しているこれらの会社の株式は、今後の経営権継承の過程で必要な資金を調達する根拠になると、市場では見ている。

    今年、三星生命がサムスン資産運用の株式を100%取得するとき、李副会長が持っていたサムスン資産運用の株式7.7%をサムスン生命に渡し、252億ウォンの現金を確保している。

    サムスン側はしかし、「今回の株式買取は経営権を防御するとか、経営権承継のためのものではない」とし、「三星生命と三星火災の株式を追加取得する予定は今のところないと聞いている」と説明した。
  • 毎日経済_イ・ヂンミョン記者/アン・ヂョンフン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2014-10-28 17:44:35