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韓国政府、経済政策を急旋回…短期的な刺激策より体質改善へ
- 政府の経済政策の基調が景気浮揚一辺倒から、経済革新と構造調整に急旋回した。国家財政から金をばらまいて金利を下げるなど短期浮揚のための拡張的マクロ政策は追加実施しないことにした。
< 政府、経済政策基調を旋回 >
代わりに金融・労働・教育などの分野での、高強度の革新を通じた経済体質を強化し、潜在成長率を高めていくことにした。ただし、これまでに発表した景気刺激策は来年以降もそのまま実施される。
政府部処によると30日、政府はこのような内容を含む来年度経済運用計画の準備に着手した。来年の経済運用方案の最も大きな特徴は、政府の経済政策である展開的財政・金融政策を通じた景気浮揚から、経済革新を通じた体質改善に変えるものだ。政府関係者は、「短期的な景気活性化政策はこれまでに発表したほかに、追加的には実施しないことで政府方針を決めた」とし、「代わりに経済の革新と構造調整を通じて、わが国経済の体質を改善することに、今後の経済政策の焦点を合わせる」と語った。
政府は去る7月、崔炅煥（チェ・ギョンファン）経済副総理就任後、財政と基金から総46兆ウォンの資金を投入し、来年の予算も今年より20兆ウォン増やすなど、強度の高い刺激策を準備して推進してきた。また、政府は韓国銀行との協調を通じて短期金利を2回下げるなど、金融政策も拡張一辺倒だった。
政府は対外環境の変化への対応策を準備するために、貿易と産業分野への早期警報システムを構築し、毎月マクロ経済金融会議を開き、国内外の経済環境を点検することにした。また、金融・労働・公企業・教育部門の改革を現在より一層強化することにした。福祉部門の不正受給を根絶し、公務員年金を含む各種の年金基金と公企業の改革を一層強化することにした。これとともに、買収・合併（M＆A）を活性化してベンチャー企業を育成するなど、創造経済部門への支援を強化し、規制緩和も積極的に推進していくことにした。政府関係者は、「わが国の経済の困難を克服するためには、短期的な景気刺戟策よりも構造調整を通じた体質改善がはりかに重要な時点だ」と強調した。
このような政策の方向旋回は、米国が量的緩和（QE）を終了し、中国の景気が軟着陸懸念に陥るなど、対外経済環境が悪化したためだ。
向後は米国の金利引き上げ期待感で、資本流出が現実化する可能性が大きくなった。国内でも家計負債と政府債務が増えるなどの副作用が大きくなった一方で、短期浮揚策に対する懐疑的見方が広がった。なお、税金が予想よりも遅く入ってきて、今年の財政赤字の規模が雪だるまのように膨れ上がった。 - 毎日経済_ノ・ヨンウ記者／チョン・ボムヂュ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2014-10-30 17:42:07
