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韓国政府、豪州ブリスベンのG20会議で円安警告を推進…中国など新興国も非難

円は940ウォン台で6年2ヶ月ぶりに最低 

    世界の金融市場を強打した日本の「円安空襲」に対抗するための、国際的な協調体制が構築されている。これまで日本の円安を容認していた米国が急激な円安に抵抗感を示しており、中国をはじめとする新興国の、日本への非難も大きくなっている。わが国の政府はこのような雰囲気を活用し、来る15~16日に豪州ブリスベンで開催されるG20首脳会議で、日本の無分別な円切り下げ政策に対する警告メッセージを共同宣言文に入れる案を推進中だ。

    政府関係者は4日、「今回のG20会議で日本の量的緩和政策が国際金融市場に与える影響について、集中的に議論するだろう」とし、「日本の急激な量的緩和政策に対する警告メッセージを、共同宣言文に盛り込む案を実務協議中」だと語る。

    具体的には、共同宣言文に「自国の産業競争力を向上させるために為替相場を利用してはならない」というメッセージを含める案が議論されていると伝えられた。政府関係者は、「特定国をターゲットにしたメッセージを宣言文に入れるのは容易ではない」とし、「しかし、為替レートを競争力強化に活用しないというメッセージは、当然日本を狙ったものになるだろう」と語った。

    実際に日本は最近、通貨供給量を従来よりも10兆~20兆円増やす案を推進することにしたと明らかにして、国際金融市場が揺れている。日本の金融政策の発表後、円は対ドルで114円台まで急落した。円当たりウォンは940ウォン台まで急騰し、自動車など国内産業界に赤信号が灯った。

    4日午後3時現在の国際外国為替市場でドル当たり円は113.39円、ドル当たりウォンの値は1076.5ウォンで取引を終えた。100円当たりのウォンは949.46ウォンを記録した。ウォンが100円当たり950ウォン台を切ったのは2008年8月14日の949.76ウォンを記録して以後、6年2ヶ月ぶりのことだ。
  • 毎日経済_イ・ユソプ記者/ノ・ヨンウ記者/写真=MBN | (C) mk.co.kr | 入力 2014-11-04 17:42:19