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[香の話 ③] 香水の選択障害を克服するためには衝動買い

瞬間の惹かれることに完全集中 

    香に対する消費者の関心がますます高まり、数年前までだけでも流行トレンドにともなう画一化された香を追求する傾向が濃厚だった。しかし最近では、独特な香、自分だけの香水の需要が急激に増加している。

    消費者が香水を購入するには多様な理由が存在する。しかし、香水は特性上、機能的必要よりは心理的欲求によって購入する自己満足型商品に近い。このため、「どんな香水を購入するのが正しい」という正解はない。香水を購入する際に、最も重要に考慮しなければならない部分は、「その香水を購入した後、使用者が幸せで満足感を感じることができるか」ということだ。

    国内香水ブランドパルファムライパーのイ・ソンミン調香師は、「香水を購入する際に、他人の評価より自分の嗅覚に完全に集中し、自らを幸せにする香を見つける必要があり、香水を購入した後には、その香水にどんな価値と感性が込められているかを探してみることも満足感を高める良い方法」という助言を伝えた。イ・ソンミン調香師は、「衝動買いも香水を選ぶ時に良い方法」という興味深い観点を明らかにした。彼は、「周りの意見、あれこれ悩みを排除して、純粋に瞬間の心惹かれることに集中することが自身に最も適した香を見つける方法だ」と語った。

    もちろん、衝動買いが敬遠され、より慎重に自分の香を選びたいならば、着香をして十分な時間の間、香を楽しんだ後に購入する方法が最も良い。実際に、香水を噴きかけてすぐにその香水が好き、嫌いを評価するのは難しいためだ。「変性エタノールの変成就のため、草香には純粋に香を感じにくく、長いと数時間に及ぶ変化の過程で特定の香水の魅力が発見されることがあり、使用する人の体臭と交わってまた違う感じを与えたりもする」というのがイ・ソンミン調香師の説明だ。

    この他にも、特定の香水のパッケージと広告、色やデザインは、その香水に込められた香を視覚的に最もよく表現しておいたイメージであるということを覚えておこう。嗅覚で香水を選ぶのが難しいならば、パッケージと広告を通じて視覚的な助けを受けることができるということだ。

    それならば、香水ショッピングは完全に自己満足のためのもので、どんな香水を買えばよく買ったという正解がない。香を選ぶ瞬間自体を楽しみ、自身が購入した香に似合うアティテュードまで兼ねるなら、選択した香水に200%満足できるはずだ。
  • シックニュース_イム・ソヨン記者/写真=photopark.com | (C) mk.co.kr | 入力 2014-11-03 16:45:55