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実績ショックのサムスン・現代車協力会社の悲鳴、納品物が減り相次ぐ廃業

従業員が住んでいた付近のワンルーム村ががらんと空き、結局競売処分 

    サムスン電子の協力会社で、慶尚北道亀尾市でタッチスクリーンパネルを製造していたA社は最近、経営難にあえいで法定管理を申請した。サムスン電子のスマートフォンに収める物量が減り、キャッシュフローが急激に悪化したためだ。亀尾工業団地で出会ったこの会社の関係者は、「サムスン電子への依存度が高かった各工場が閉鎖して、数百人の従業員が職を失っている」とし、「従業員らが住んでいたワンルーム村はがらんと空き、競売に移るほど」だと困難を打ち明けた。

    慶尚南道のある工業団地で現代・起亜自動車に金型部品を供給するD社は最近、取引銀行の融資償還の圧迫で、廃業の分かれ道に立っている。D社の関係者は、「昨年に比べて売り上げが半分にとどまると予想され、金融機関が資金を回収しようとしている」とし、「今年に入って深刻な売り上げ下落と赤字の累積で、完全に閉鎖する方案も考慮している」と明らかにした。

    11日、業界によると、サムスン電子と現代・起亜自動車の実績ショックの余波で、これらの企業に部品を納品していた中小の協力会社が相次いで連鎖倒産の危機に追いやられている。スマートフォンと自動車部品の注文量が減少し、相対的に規模が大きくなく資金に余力のない2・3次協力会社らが生存の脅威を受けているわけだ。すでに零細企業の中には全く注文が切れ、廃業手続きを踏んでいるところも現れている。

    中小企業中央会のイ・チャンヒ調査研究部長は、「今月に入り、大企業に部品を納品していた中小企業の景気見通しの数値が急激に低下している」とし、「納品相手である大企業の不況が続き、冬の需要が多くない時期まで重なれば、状況はさらに悪化するだろう」と警告した。
  • 毎日経済_チン・ヨンテ記者/写真=MBN | (C) mk.co.kr | 入力 2014-11-11 17:53:07