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新韓カード、国内用カードでも来月から日本で使用可能に

VISA・マスターに漏れる手数料を節約/新韓カード、国内初の海外独自決済網の構築 

    来月から新韓カードの利用者は、カードが海外向けに発行されたものかに関係なく、日本で自由にカードを使うことができるようになる。VISAカードやマスターカードをはじめとするグローバルな事業者の腕から脱して、韓国のカード会社が海外決済の独自網を構築したのは今回が初めてだ。VISAとマスターカードに支払われていた莫大な手数料コストも、大幅に節約できる見込みだ。

    金融業界によると27日、新韓カードは日本の通信専門企業のNTTデータと連携して、来月中旬に韓国のカードを日本で使えるサービスを本格的に開始する。これまでに新韓カードが発行したすべてのクレジットとチェックカード(デビットカードに相当)で、日本で商品を購入できるようになる。

    これにより、韓国のカード会社がVISAカードとマスターカードに支払った手数料も大幅に減る見通しだ。現在のカード手数料の体系上、海外兼用カードは韓国内で支払いをするときも、カード会社は売上げの0.04%をVISAとマスターに支払わなければならない。海外兼用カードで、ソウル市の龍山電子商店街で100万ウォンのノートパソコンを買えば、その中の400ウォンがVISA・マスターの収益になるというわけだ。

    キム・ヨンファン新政治民主連合議員室の調査によると昨年、韓国のカード会社がVISA・マスターカードに差し出した国内売上手数料のみの合計が1246億ウォンに達する。カード本来の目的に合わせて、海外で買い物をするときに支払った手数料は295億ウォンに過ぎなかった。海外兼用カードを海外で使うときよりも、国内で使用した際の手数料が4倍以上多く、腹よりもヘソがより大きい構造というわけだ。

    カード手数料を下げるために、いくつかのカード会社はVISA・マスターではなく、他のグローバルなカード会社との提携に乗り出したが、根本的な対策にはならないという指摘が多かった。こうした中で、新韓カードが最初に海外決済独自網の構築に成功し、先導的な動きを見せたものだ。新韓カードの関係者は、「手数料の節減分を年会費を下げるために使うように、利用者の利益を強化する」と語った。
  • 毎日経済_ホン・ヂャンウォン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2014-11-27 17:28:15