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2015青羊の年、食品業界の話題は「新産業」

ツナ業者はペットフード、牛乳業者ではアイスクリーム… 

  • 2015年、靑羊の年を迎えて食品業界が様々な新事業に力を入れている。企業は概ね従来の資源をもとに超隙間市場を攻略する方法で熾烈な競争を繰り広げるものと見られる。特に韓食に対する消費者の人気がますます高まり、この分野のフランチャイズ外食産業や簡便食市場も大幅に成長する展望だ。

    1日、業界によると今年の食品業の話題は「新事業」と「韓食」に集約される。特に、業界は昨年まで偶数の年ごとに繰り返された大型食品安全事故の悪材を乗り越えて今年は新事業拡張で突破口を用意していくという戦略だ。

    昨年、サケ缶の発売に競争を繰り広げたツナ缶メーカーは、今年は犬や猫のためのペットフード市場で競争を繰り広げる。ツナ缶の製造ノウハウを活かし新たな隙間市場を攻略するということだ。思潮産業は、昨年6月にマグロ赤身肉を活用した猫のためのセミモイストフードである『ローハイ キャットフード』6種を発売し、ペットフード市場に飛び込んだ。

    これに東遠(トンウォン)F&Bは昨年11月、猫用飼料『Nutriplan』で対抗した。これらメーカーは今年ペットフードの中で最も大きな分野であるペット犬の飼料、新製品も発売する可能性が高い。昨年の飼料とおやつを含めた国内のペットフード市場は計5200億ウォンと推算される。

    東遠F&B食品事業部門のカン・ドンマン常務は「水産缶の製造技術力を基に、ペットフード市場でも差別化された製品を披露するだろう」とし、「2018年までに関連分野の売上高を100億ウォン台に成長させる」と話した。

    需要減少の直撃弾を受けている乳業界も変身を図っている。原油生産増加で、粉ミルクの在庫が急増している乳業界は、アイスクリームに目をつけている。有機農牛乳をもとに新鮮なアイスクリームを製造して新規事業を拡大するということだ。南陽乳業は昨年、現代百貨店狎鴎亭店にショップインショップの形態でアイスクリームデザートカフェ『百味堂(ベクミダン)』を開場した。毎日乳業も『上下牧場アイスクリーム』売り場を拡大し、牛乳需要の減少に対応している。

    • 新世界のビール専門店『デビルズドア(Devil’s Door)』



    酒類業界でも今年の新製品の発売が増える見通しだ。昨年、度数の引き下げ競争が行われた焼酎業界では新製品の販促に熱を上げる予定であり、ウイスキーも従来のブレンデッド方式に代わり、大麦原液のみを使用した『シングルモルト』などが大幅に拡大されるものとみられる。特にラガー方式だった従来のビール市場にこれよりもっと濃い味を出すエールビール突風も激しくなる予定だ。新世界が昨年末、ソウルの盤浦(バンポ)セントラルシティーに出したエールビール専門店『デビルズドア(Devil’s Door)』は早い口コミでマニア層を確保しつつある。

    外食フランチャイズ業界では韓食ブームがさらに熱くなる。欧米化した献立に対する消費者の拒否感が増え、ファミリーレストランが急激に減っている反面、健康食として武装した韓食ビュッフェレストランは昨年の大流行に支えられ、今年は大幅に増える見通しだ。

    何よりも、この分野では大企業間の角逐が激しい。2013年7月CJフードビルが『ケジョルパプサン』を初めて開場し、イーランド『自然別曲』と新世界フード『オルバン』も相次いでオープンした。これらの韓食ビュッフェは、週末に100種以上の様々な料理を提供しながらも1万~2万ウォン台の安い価格を掲げ、消費者たちを集めている。

    • イーランドの韓食ビュッフェ『自然別曲』

  • 毎日経済_ソ・ジヌ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-01-02 04:01:02