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ハナカード、世界で初めて「モバイルクレジットカード」を発行

ハナカード、世界初…携帯電話に保存してオン・オフラインで使用 


    世界で初めて、プラスチック製の実物のカードなしに、モバイルだけで発行されるクレジットカードが韓国で登場する。

    25日、金融業界によると、ハナカード社が早ければ3月にスマートフォンにカード情報をダウンロードする「モバイルクレジットカード」の発行を世界で初めて開始する。カード情報をスマートフォンのUSIM(加入者識別チップ)に保存して、オン・オフラインの売り場であまねく使うことができる方式だ。

    カード提供のための技術開発は、すでに終えており、本人確認の手続きなどについて、政府と詰めの協議だけが残っている状態だ。1951年に米国ニューヨークでフランク・マクナマラがクレジットカードを初めて作って以来、64年ぶりに初めて長方形のプラスチック材質の限界を超えることになる。韓国が世界のフィンテックイシューを主導することができる、モバイルクレジットカードを初めて出すものだ。

    モバイル専用クレジットカードの発行を受けるには、カード申請書を作成した後、個人のスマートフォンで本人確認の手続きをし、カード情報をスマートフォンのUSIMにダウンロードすればいい。これは、米国アップルのアップルペイをはじめとするグローバル決済の先頭走者よりも一歩先に進んでいるという評価だ。アップルペイを利用してオフライン売り場で品物を購入しようとする場合、加入者は別途プラスチックカードの発行を受け、この情報をスマートフォンの端末に入れる過程を経なければならない。しかしハナカードの方式は、カード加入と同時にスマートフォンがクレジットカードに変身するので、カード情報を別途入力する必要がない。

    3月に発売する「ハナ・モバイルクレジットカード」は、国内の多くのオンライン売り場ですぐに使うことができる。2万5000か所ものオフラインの加盟店も確保している。現代百貨店、Eマート、ロッテマートをはじめとする大型店とスターバックス、パリバゲット、GS25など使用先が多様だ。これらの売り場に設置された非接触近距離無線通信(NFC)端末にスマートフォンをのせるだけで、すぐに計算が終わる構造だ。加入者としてクレジットカードの紛失リスクが完全に消えるという利点もある。

    カード社としては1枚あたり最低5000ウォン以上かかる、プラスチックカードの製造コストを節約することができる。モバイル専用カードの普及が拡大されれば、これにより節約された費用で年会費を引き下げる余地も大きくなる。

    一角では、中小零細加盟店へNFC決済の基盤が拡大されなければならないという意見も出ている。大型加盟店中心の決済のエコシステムには限界があるからだ。カード業界の関係者は「今年推進されている零細加盟店のIC端末導入事業にNFC決済機能を追加する必要がある」とし「そのために、業界の意見を集めなければならない」と述べた。
  • 毎日経済 ホン・ジャンウォン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-01-25 17:04:02