数字経済 > 総合
ポスコ、サウジアラビアのスダイル地域にDAEWOOブランドの工場建設
- ポスコグループはサウジアラビア政府と共同で自動車会社を設立し、サウジアラビア国民車を製造する。ポスコグループは、サウジアラビア政府が新設する国営自動車会社に大株主として参加し、自動車を共同で生産して「DAEWOO（テウ）」ブランドで販売することにした。
< ポスコが参加するサウジアラビア国営車工場 >
3日、財界と投資銀行（IB）業界によると、ポスコ系列の大宇（テウ）インターナショナルは2月初め、サウジアラビア政府系ファンドのパブリック・インベストメント・ファンド（PIF）と国営自動車メーカー設立のための契約を締結した。大宇インターナショナルは、新設の国営自動車メーカーに600億ウォンを投資して、株式の15％を保有することになった。最大株主のPIFと第2の大株主として乗り出すサウジアラビア現地企業に次いで、大宇は第3位の株主となる見込みだ。
年産15万台を初期目標として立てたサウジアラビア国営自動車メーカーは、首都リヤドから北に130キロ離れたスダイル（Sudair）地域に工場を建設することに決定した。双方は細部を調整した後、来る3月にポスコと本契約を終えればすぐに工場着工に入り、早ければ来年から自動車生産に乗り出すという計画だ。
ここで生産される自動車には、大宇（DAEWOO）ブランドを使用することに確定した。現在は「サウジキングテウ」という名前が有力に検討されている。
現地ではDAEWOOブランドに対する認知度と呼応が高く、PIF側からポスコにブランド使用を粘り強く要請したと伝えられた。ポスコグループはDAEWOOブランド使用のためのロイヤリティも得ることができるものと見られる。
自動車の心臓であるエンジンは、インドのマヒンドラ・グループに買収されたサンヨン（双龍）自動車が提供する。自動車の設計はポスコ戦略ファンドが最大株主であるITエンジニアリング社が担当する。大宇インターは自動車部品を調達する役割を果たす。自動車ボディを作る冷間圧延鋼はポスコが納品する。
サウジアラビア政府は、ポスコに「自動車の自給自足タウン」の設立も依頼した。
スダイル地域にポスコの浦項（ポハン）の芝谷（チゴク）団地のような自給自足タウンを作ってほしいということだ。芝谷団地は水準の高い住居・文化施設と、浦項製鉄高校・浦項工科大学のような優れた産学連携教育機関を備えている。サウジアラビアの高位関係者は、浦項の芝谷団地を訪問し、ポスコ側にサウジアラビアに製造業の生態系を構築するために、現地に自給自足タウンの設立を要請したという。 - 毎日経済_チョン・ボムジュ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-03-04 07:47:33
