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ソウル市会賢洞一帯に新世界タウン
イ・ミョンヒ新世界グループ会長の30年の夢「会賢新世界タウン」秒読み
- ソウル市忠武路（チュンムロ）の新世界百貨店本店のすぐ隣に、朝鮮ホテルが運営するビジネスホテルができる。不動産専門の資産運用会社であるアセンダース資産運用会社は最近、ホテル新築施工会社のAK CNCと売買了解書を締結し、新世界グループのホテル系列社である朝鮮ホテルに賃貸運営を任せることにした。これにより、既存の新世界百貨店本店の本館と新館、メッサビルに続き、今回賃借運営を行うことにしたアセンダースホテルビル、買受けを推進している韓国スタンダードチャータード（SC）銀行第一支店までつなぐと、この一帯はそれこそ「新世界タウン」に変身することになる。イ・ミョンヒ新世界グループ会長（写真）の、30年の宿願事業が現実化しているわけだ。
業界によると4日、新世界グループは最近、新世界本店近くの会賢洞（ヘヒョンドン）1街194-1に新築中のホテルやオフィスビルを、朝鮮ホテルが賃借運営することで、アセンダース資産運用との契約を締結した。ホテルの名前はまだ協議中だが、朝鮮ホテルの名前を生かす可能性が有力だと思える。これにより、新世界朝鮮ホテルはスターウッドホテル＆リゾートと手を組んで、5月にソウル駅前のツインシティタワー内にオープンする1号ビジネスホテル「フォーポイント バイ シェラトン」に続き、近くの会賢駅の前にもビジネスホテルを運営することになった。延べ面積6万495平方メートル（約1万8305坪）、地下8～25階・28階の2棟で建設するこの複合ビルには、ホテル（2万9487平方メートル）のほか、オフィス（1万7500平方メートル）、商店街（1万35234平方メートル）などが入る。新世界はホテルだけでなく、オフィスや商店街なども一括賃借を推進している。< 会賢洞新世界タウンはどのように >
ある投資銀行（IB）の関係者は、「事業地が初めて売りに出た時から新世界が注目していたが、事業リスクなどで直接の開発は避けたと聞いている」とし、「新世界が賃借形式でホテル運営をしてみた後に、成果が良ければ適当な時期に、ホテルまたは複合ビル全体を購入する可能性も排除できない」と語った。
新世界は下半期に選定される、ソウル市内免税店（2ヶ所）の免許獲得にも早くからかなりの力を入れてきた。優れた事業地を選定して高得点を得てこそ獲得できることから、長期的にオフィス・商店棟を市内免税店の候補地として提示する可能性が提起されている。
実際、新世界グループの関係者は、「免税店は観光の活性化に寄与しなければならないという条件があり、本店と南大門市場の近くに免税店を誘致するのが有利だと思う」と語った。しかし、新しいホテルとビルは2017年ごろに完成するだけに、まずは新世界グループの系列会社が入居している南大門メッサビルを改造し、免税店の候補地として提示することもありうる。
業界関係者は、「メッサビル内の約5000坪を‘メッサヤングプラザ’にリニューアル拡張する議論もあったと聞いている」とし、「新世界がメッサビルで免税店を開始した後、その後にホテルがオープンした複合ビルに免税店を移し、メッサビルはヤングプラザにリニューアルオープンする可能性もある」と語った。
新世界はこれとともに、本店本館の隣に位置したSC銀行第一支店の建物（旧第一銀行本店）の買取り作業を進めている。SC銀行が新店舗開設と電算システムの構築などの、財源確保のために第一支店を売却することを決定したことにより、新世界は優先交渉対象者として、SC銀行と売却金額や売却時期などの具体的な条件を協議している。本契約は5～6月頃に締結されると予想される。2008年には本店隣の南大門メッサビルを1300億ウォンで買収し、現在は新世界グループのオフィスビルとして使用している。
しかし小公洞（ソゴンドン）のライバル、ロッテ百貨店が本店のほかにブランドショップのアベニュエル、ヤングプラザの3館を運営しつつ、ロッテホテルと免税店まで連携し、流通1番地としての名声を上げ続けていることと比較すると、依然としてまだ満足できない状態だ。
したがって、今回のSC銀行第一支店の買受けとアセンダースビルの賃借運営は、この一帯を「新世界タウン」として作ろうとするイ・ミョンヒ会長の夢を実現するための決定打になるものと見られる。すでに数ヶ月前から、周辺の南大門市場の商人たちの間では、新世界が本店周辺地域の古い低層商店街を買い取って、一帯はすべて新世界の土地だとの噂が流れている。「新世界タウン」が実現すれば、今後その規模はロッテデパート小公洞タウンに次ぐマンモス級になると予想される。 - 毎日経済_キム・ジュヨン記者／シン・スヒョン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-03-04 18:24:53
