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増える企業接待費、近年では9兆ウォン超え…公正競争を妨害するという指摘も

  • 景気低迷が続いているが、国内企業の接待費の規模は、毎年増えていることが分かった。

    国税庁によると16日、2013年基準の国税庁に申告された韓国企業の総接待費は9兆67億ウォンで、史上初めて9兆ウォンを超えた。 2000年以降、企業の接待費は2005年を除いて毎年増加し、2004年(5兆4000億ウォン)と比較すると、9年ぶりに80%増加した。

    ルームサロンなど豪華遊興業所の法人カードの使用は、2010年1兆5335億ウォンで、2011年1兆4137億ウォン、2013年1兆2338億ウォンで、やや減少している傾向だが1兆2000億ウォンを上回っている。江南大学税務学科のアン・チャンナム教授は、「多くの企業が費用として認められないにもかかわらず、限度を超過して接待費を支出している」とし「中小企業は50%、大企業は30%程度を超えて接待費として支出する」と説明した。

    接待費に過度に依存すると、公正な取引を害する可能性があり、不正な請託が行き来する可能性があるという指摘が出ている。これは、むしろ莫大な社会的コストが誘発される可能性があるということだ。アンジン会計法人のソン・ウォンイクR&Dセンター長は「接待費は、企業が活動するにおいて、ある程度の必要性は認められる」とするも、「あまりにも過度になると、健全な競争文化が造成されるのではなく、接待優先文化が生じる可能性がある」と指摘した。

    専門家は「金英蘭(キム・ヨンラン)法(不正請託と金品等授受禁止に関する法律)」の通過をきっかけに、企業の接待費規定の改善が必要だとし、接待費を完全に廃止しなければならないという主張まで出ている。納税者連盟のキム・ソンテク会長は、「金英蘭法が公職者だけでなく、私たちの社会に全体的に施行されるものであるだけに、企業など私的分野でも接待費が減少しなければならない」とし「もっと適切かつ透明に運営されるよう改善が必要だ」と述べた。
  • 毎経ドットコムデジタルニュース局 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-03-16 08:44:09