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サムスングループ、エグゼクティブ教育でグローバルエチケットを

    サムスンが今年の役員コースに初めて開設した「グローバルマインドセット(Global Mind Set)」という時間に出題された問題だ。この教育を担当した講師は、グローバルエチケットは③番だと指摘した。

    実際、サムスンは最近すべての役員を対象に、会議の時間に電話を受けたりかけたり、部外者に会うときはデスクの上に携帯電話を置かないという、「携帯電話のエチケット運動」を大々的に展開している。サムスンのすべての役員が毎年必ず参加しなければならエグゼクティブ教育は、今年からグローバル企業・サムスンの役員として避けるべきエチケット・態度・儀典などに対して、ともに悩んでみる時間が別途の科目として開設された。

    担当講師は、ホテルでのチェックインまたはチェックアウトをするときも、部下にさせずに役員が直接しなければならず、自分の服が入ったバッグも直接持ち運んでほしいと注文した。国内外の公式行事でも、上司を待つために大勢の従業員が案内カウンターの前で待つことも避けるべき態度と指摘した。空港での入国や出国時に、少しでも早く手続きを行うためのファストトラックを見つけようとあれやこれやの手管を動員せず、空港出入国の「儀典」を簡素化するように助言も出した。

    • < 最近の役職員教育から見るサムスンが目指す企業文化 >

    今回のエグゼクティブ教育プログラムや細部教育課程は、サムスングループの未来戦略室の人事チームで準備したが、李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長(写真)が強調するグローバルマインドとグローバルエチケットが反映されたと、直接教育に参加した役員は口をそろえる。

    イ・ジェヨン副会長は、他の人が違和感を感じるほど目につく過剰儀典や形式に縛られた上司迎えは、体質的に非常に嫌っている。権威的だったり、他の人に見せつけるための式典も苦手だ。最近、サムスン電子瑞草社屋の警護を担当するエスワン所属の従業員が、サムスンの高位役員に90度の角度で腰を曲げた挨拶ではなく、45度ほどの自然な挨拶をするように変わったことも、このようなイ副会長の好みが反映されたという裏話だ。

    イ副会長は葬儀場に弔問を行ったり外部のイベントに参加する時も、ほとんど随行員なしに参加しているケースが多い。会社の通勤時も随行員なしで移動し、海外出張時も、どうしても必要な場合を除いて役職員を同行させずに一人で発つ。

    これに対してサムスンの関係者は、「米国と日本などで勉強し、多くのグローバル人脈に会って自然にグローバルマインド(エチケット)が形成され、脱権威的でありながら実用的なスタイルが身についた」と説明した。

    このサムスン関係者は、「イ副会長がグローバルマインドとグローバルエチケットを重視するだけに、今後サムスンの企業文化は権威的または官僚的な色が抜けて、形式ではなく実質重視、垂直ではなく水平的な方向に急速に変わるだろう」と展望した。サムスンの別の関係者は、「イ副会長が考えるグローバルは、外観やハードウェアを途方もなく装飾したり変えることではなく、サムスンの社員の考え方や仕事のやり方、エチケットなどの企業文化をグローバルレベルにふさわしく変えようという方に近い」と説明した。
  • 毎日経済_キム・デヨン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-03-15 21:37:48