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チキン屋を泣かすデリバリーアプリ、1件当たりの手数料は12.5%

売上1万6千ウォンのうち、手数料だけで2千ウォン…月々の広告費も 

    • < 加盟店が支払うデリバリーアプリの手数料 >

    ソウル市銅雀区(トンジャクく)で、2年以上チキン店を運営しているAさんは、デリバリー(出前)アプリサービスのことで頭を悩ませている。

    スマートフォンのデリバリーアプリを介して注文される件数が急増し、デリバリーアプリ会社の「ヨギヨ(yogiyo)」に支払う手数料が全体の売上高の12%を上回ったからだ。1万6000ウォンのフライドチキンが売れると、2000ウォンをデリバリーアプリの会社が持っていく。事実上、利益の残らない商売だ。だからといって、ヨギヨとの加盟店契約を解除すると、注文が途絶えるのではないかとその気になれない。

    売上高が1兆ウォン規模に達するほど急成長しているデリバリーアプリサービスが、加盟店から1件当たりの手数料を最高12.5%も受け取っていることが分かった。韓国女性消費者連合は、公正取引委員会の予算の支援を受け、デリバリーアプリ7社の消費環境実態を調査した結果を先月31日に発表した。

    デリバリーアプリは出前を注文をする際、消費者が加盟店と直接通話することなく、スマートフォンのアプリで飲食店を探し、注文と決済を行えるサービスだ。「配達の民族」、「ヨギヨ」、「ペダルトン(配達通)」の3社の市場シェアは全体の90%以上を占めている。

    加盟店がデリバリーアプリ会社に支払う1件当たりの手数料は、少なくとも2.5%から最高12.5%だ。例えば、ある加盟店で「ペダルトン」のアプリを介して注文を受けると、加盟店は2.5%の手数料をペダルトンに支払わなければならず、これとは別に月3万~5万ウォンの広告費を支給しなければならない。「ヨギヨ」は広告費がない代わりに手数料が12.5%と最も高かった。

    また、デリバリーアプリ会社は、未成年者がお酒などの有害食品を注文しても、これを選別できる手段がないことが調査で分かった。
  • 毎日経済_キム・ユテ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-03-31 17:35:22