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サムスン「必要に応じて、サムスンのロゴも抜く」

    サムスンは企業のロゴやマークの使用についての柔軟性と自律性を高めている。

    17日、サムスンの関係者は、「これまで会社名やサムスン製品に付着するマークは楕円形の背景に青文字の『SAMSUNG』を中心として使用してきたが、最近になってグローバル市場の開拓や販売に役立つ場合、その国や地域ごとにロゴや字体の自律性を拡大している」と明らかにした。

    サムスンは1993年、李健煕(イ・ゴニ)会長が新経営を宣言した時から会社のロゴに空と海を象徴する青と、宇宙と世界の舞台を象徴する楕円形を採択していた。また、S字の上部とG字の下部を解放し、A字の横棒を抜いて開放性とコミュニケーションの強化を打ち出した。

    この関係者は「サムスングループの広告やグループを象徴する看板などでは伝統的なロゴの使用を原則とするが、製品や展示場、包装箱、パンフレットなどではますます柔軟性を発揮する方へと変化している」と付け加えた。実際にテレビなどの大型家電製品の下にロゴを入れる際には、サムスンの英字のみを使用する方が、背景に楕円形のマークを使用するよりも文字がはるかに鮮明に見えるだけに、背景なしで文字(SAMSUNG)のみを表記している。

    国や地域によっては、グローバルマーケティングに役立つ場合、サムスンという会社の名前自体を表記しないことも可能にした。

    先月中旬、日本でギャラクシー(GALAXY)S6とギャラクシーS6エッジを発売する際、日本ではサムスンのブランドの認知度や好感度があまり高くないという点を勘案して、果敢にサムスンというアルファベットではなく現地でシェア1位の通信事業者であるNTTドコモの英字(docomo)のみを表記した。一部の海外地域ではサムスンマークの背景色に青色ではなく紫や黒を使用することもある。

    このように会社のマークやロゴについて自律性が拡大されたことについて、サムスンの一部では昨年5月に李在鎔(イ・ジェヨン)副会長が経営の前面に登場しながら唱えた、グローバル化、実用主義、現場経営が反映されたものと解釈している。

    財界関係者は「対内外に『若いサムスン』のイメージを刻印させたイ副会長が、最近、実際にサムスングループの司令塔となり、継続的に世代交代のメッセージを伝達する」と予想した。
  • 毎日経済 キム・デヨン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-05-17 17:31:33